無線ブログ集
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TS-820 X (100W) 改 エージング と点線整備 (2021/12/5 22:45:52)
令和3年4月18日
シャック内の無線機の定期健康診断
TS-820X
(100W改造)
この機種を入手したのは・・・・
平成6年 または 7年 頃かなぁ
送信出力は、10W機なのですが
入手した時の前オーナーの説明では
メーカーに依頼して、100Wに改造依頼したそうだ
主電源 投入
終段管 ヒーター スイッチ 投入
エージングのスタート。
オプションのデジタル周波数カウンターは、ありません
各部の 接点不良の確認 ・・・・ 異常なし
ハイ・インピーダンス 50KΩ の ハンドマイク
ハイ・インピーダンスの物は
ヤフオクにも、最近 見かけなくなりました
同タイプのモデル番号
MC-30S のインピーダンスは 500Ω。
私のは MC-35S / 50KΩ
本体のホコリを払いながら
プラスチック部分の劣化防止の処置
終段感のエージング中は、
右側の プラスチックコンパウンド で軽く磨き込み
その後
左側の 艶出しコンパウンド で、磨き込みをいたします。
VFOも、安定して来ただろうし、
十分に エージングをしたので・・・・
送信の健康診断の開始です
終段管は、 S2001 が 2本
ダミーロード接続確認・・・・
MOED スイッチを
TUN にセット
1.8MHz ----- 65mA 19W
3.5MHz ----- 60mA 15W
7MHz ----- 60mA 15W
14 MHz ----- 55mA 14W
21 MHz ----- 55mA 14W
28 MHz ----- 60mA 15W
28.5MHz --- 60mA 15W
29MHz ---- 65mA 13W
29.5MHz --- 65mA 14W
電流値は、終段管 S2001のプレート電流です
異常所見なし
プレート・ドライブ・ロード
の ツマミを回しながら
終段管への電流の調整をするんですよ
最新機種のように
電源 ポン
PTT ポン
等の操作をしたら、この無線機は 逝ってしまいます 。
アナログ機器ですから
手間のかかる操作が必要ですが・・・
この操作が、無線機を操作している実感があるんですね
続いて、本送信検査の実施
MOED スイッチを
cw にセット
1.8MHz ----- 240mA 130W
3.5MHz ----- 240mA 120W
7MHz ----- 240mA 110W
14 MHz ----- 230mA 110W
21 MHz ----- 230mA 100W
28 MHz ----- 165mA 55W
28.5MHz --- 165mA 55W
29MHz ---- 160mA 55W
29.5MHz --- 160mA 55W
電流値は、終段管 S2001のプレート電流です
電信を復調・・・キークリックもノイズ音等々 一切無し
LSB/USBも綺麗な復調音です。
10mバンド帯 については、
電源回路が、無改造ですので
この 電流値と送信出力でノーマルの範囲 です。
ハイバンドも100Wにする為には・・・
確かぁ・・・記憶では・・・
グリッド電圧を上げる必要が・・
資料が見つからないし、
今更、改造をしなくても
このままで、保守管理を続けることにしましょう
大昔の スバル360やスズキ・フロンテクーペを完全レストアをして、
東名高速を東京から大阪まで、
最高速度で走り続ける・・・・なんて、
無謀ですよね
高齢機種なりの楽しみ方で行きましょう
この機種は、新スプリアス対応してるので
免許が出ます
SSGが手元に有れば、受信感度も確認できたのに・・・
処分してしまった 残念
ツマミの 白色ラインの汚れ落とし
手垢で、彫り込みされた部分の純白ラインが
灰色に汚れていて、気になりました。
プラスチック用コンパウンド
を、彫り込み部分に、塗り見込ます
次に、
液体のプラスチック・クリーナーを塗布し、湿らしました。
いつもならば、ツマミを取り外して
歯ブラシを使って、中性洗剤で洗浄してますが・・・
クリーナーを塗りつけ、放置
焼き鳥の竹串
先端をカッターナイフで 細く削ります
先端を「刷毛」の様 に、します
竹串の先端を彫り込みに沿って、軽く こすります
歯ブラシよりも コシが強いから、
軽く、こすります
ストロボを発行させて撮影しました。
仕上げに ツマミに付着したコンパウンドを拭き取り
午前中の姿よりも、美しくなりました。
今日、一日 この TS-820のエージングをしながら
磨き込み清掃
ワックスがけで、楽しい一日が終わりました。
来週は、TS-520・・・FT-301 FT-201の整備でもしましょう
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