ホーム >> 無線ブログ集 >> TS-820 X (100W) 改 エージング と点線整備

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link de JA1GGQ TOKYO de JA1GGQ TOKYO (2024/7/3 7:06:19)

feed TS-820 X (100W) 改 エージング と点線整備 (2021/12/5 22:45:52)



令和3年4月18日


シャック内の無線機の定期健康診断

TS-820X
    (100W改造)


この機種を入手したのは・・・・

平成6年 または 7年 頃かなぁ

送信出力は、10W機なのですが

入手した時の前オーナーの説明では

メーカーに依頼して、100Wに改造依頼したそうだ
IMG_5950

主電源 投入

終段管 ヒーター スイッチ 投入

エージングのスタート。




オプションのデジタル周波数カウンターは、ありません
IMG_5976





IMG_5956





各部の 接点不良の確認 ・・・・ 異常なし



IMG_5955






ハイ・インピーダンス 50KΩ  の ハンドマイク
IMG_5962


ハイ・インピーダンスの物は

ヤフオクにも、最近 見かけなくなりました


同タイプのモデル番号 
MC-30S  のインピーダンスは  500Ω。


私のは  MC-35S  / 50KΩ
IMG_5963






本体のホコリを払いながら

プラスチック部分の劣化防止の処置

IMG_5959


終段感のエージング中は、

右側の プラスチックコンパウンド で軽く磨き込み

その後

左側の 艶出しコンパウンド で、磨き込みをいたします。





IMG_5984

 
VFOも、安定して来ただろうし、

十分に エージングをしたので・・・・





送信の健康診断の開始です

終段管は、 S2001 が 2本





ダミーロード接続確認・・・・



MOED スイッチを   

TUN にセット

1.8MHz -----  65mA   19W
3.5MHz -----  60mA   15W
   7MHz -----  60mA   15W
14 MHz -----  55mA   14W
21 MHz -----  55mA   14W
28 MHz -----  60mA   15W
28.5MHz ---  60mA   15W
  29MHz ----  65mA   13W
29.5MHz ---  65mA   14W

 電流値は、終段管 S2001のプレート電流です

異常所見なし


プレート・ドライブ・ロード

の ツマミを回しながら

終段管への電流の調整をするんですよ



最新機種のように
電源 ポン
PTT    ポン
等の操作をしたら、この無線機は 逝ってしまいます

アナログ機器ですから

 手間のかかる操作が必要ですが・・・
  この操作が、無線機を操作している実感があるんですね




続いて、本送信検査の実施

IMG_5989
  MOED スイッチを   

cw  にセット

1.8MHz  -----  240mA   130W
3.5MHz -----  240mA   120W
   7MHz -----  240mA   110W
14 MHz -----  230mA   110W
21 MHz -----  230mA   100W
28 MHz -----  165mA     55W
28.5MHz ---  165mA     55W
  29MHz ----  160mA     55W
29.5MHz ---  160mA     55W

電流値は、終段管 S2001のプレート電流です

電信を復調・・・キークリックもノイズ音等々 一切無し

LSB/USBも綺麗な復調音です。





10mバンド帯 については、

電源回路が、無改造ですので

この 電流値と送信出力でノーマルの範囲 です。


ハイバンドも100Wにする為には・・・
確かぁ・・・記憶では・・・
グリッド電圧を上げる必要が・・
資料が見つからないし、

今更、改造をしなくても
このままで、保守管理を続けることにしましょう

大昔の スバル360やスズキ・フロンテクーペを完全レストアをして、
東名高速を東京から大阪まで、
最高速度で走り続ける・・・・なんて、
無謀ですよね

高齢機種なりの楽しみ方で行きましょう


IMG_5995
 


 この機種は、新スプリアス対応してるので

 免許が出ます

SSGが手元に有れば、受信感度も確認できたのに・・・
処分してしまった 残念





ツマミの 白色ラインの汚れ落とし

IMG_6004のコピー
手垢で、彫り込みされた部分の純白ラインが

灰色に汚れていて、気になりました。




プラスチック用コンパウンド

を、彫り込み部分に、塗り見込ます
IMG_6005





次に、

液体のプラスチック・クリーナーを塗布し、湿らしました。
IMG_6006

 
いつもならば、ツマミを取り外して

歯ブラシを使って、中性洗剤で洗浄してますが・・・

IMG_6007



IMG_6008



IMG_6009

クリーナーを塗りつけ、放置




焼き鳥の竹串 
IMG_6012
先端をカッターナイフで 細く削ります

先端を「刷毛」の様 に、します
 

IMG_6013
竹串の先端を彫り込みに沿って、軽く こすります

歯ブラシよりも コシが強いから、

軽く、こすります





IMG_6018



ストロボを発行させて撮影しました。
IMG_6016
 





IMG_6020

仕上げに ツマミに付着したコンパウンドを拭き取り








IMG_6023







午前中の姿よりも、美しくなりました。
IMG_6021
 

今日、一日 この TS-820のエージングをしながら

磨き込み清掃

ワックスがけで、楽しい一日が終わりました。



 来週は、TS-520・・・FT-301  FT-201の整備でもしましょう



 

execution time : 0.019 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
106 人のユーザが現在オンラインです。 (60 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 106

もっと...