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コンパンダ機能とは?実験してみた (2023/1/19 20:52:00)
無線をやっていれば、特小無線機を持っている方もいらっしゃるかと思います。
リグによっては"コンパンダ機能"が搭載されてますが、「イマイチ良く分からない」って方も多いのでは無いでしょうか?
ということで、ちょっと"イジワル"な実験をしてみました。
まずはこちらを。
受信信号が弱い時
受信信号が中位の時
受信信号が強い時
お分かりいただけましたでしょうか?
・弱い時にはザー音が小さくなる(SN向上)
・コンパンダをオンにすると、元の音とはちょっと変わる
・強すぎると、上手く復調出来なくなる(時がある)
これは、SGにナローの変調をかけ、その電波を受信しています。
ですので、送信側はコンプレッションがかかっていません。
それ故、復調音声に違和感が出てしまいます。
一方で、多少の違和感に目を瞑れば、ノイズが少なく受信出来る場合があります。
そう、コンパンダとは
コンプレッションとエキスパンダーの合成語であり、送信時にはコンプレッションをかけて深い変調に(圧縮)し、受信時にはコンプレッションをかけた音声をエキスパンダー(拡張)して元に戻しています。
ですので、送受信双方に機能が搭載される事が大前提です。
ですが、この実験結果をみると、 状況によっては受信時に切替えてみるのもアリ かと思います。
ちなみに、 CBでこれを使ったらSN改善出来るのでは?
と言うのが、今回実験をしてみた背景なのでした。
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