無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |



TM-455 電源が入らないとのことでお預かりしました。

セパレートケーブルの導通を確認するも異状ありませんでした。
コントロールに電源がきていないことがわかり、本体に異状があると予想できます。
電源ケーブルから追いかけてゆきます。

本体にあるヒューズが断線していることがわかりました。
F602 1Aのヒューズです。

25と記載されているチップ部品です。

2Aの過電流保護素子に交換しました。
突入電流が強いとヒューズが飛んでしまうことがあります。
安定化電源のスイッチを入れたまま無線機に電源プラグを差し込むと、パチッと音がすることがあります。
無線機に電源プラグを差すのが先、その次に安定化電源のスイッチを入れてください。

電源が入りました。

コントロールの電解コンデンサーを点検。

TM−255、455シリーズ定番の不具合。
コントロールの電解コンデンサーが液漏れして電源が入らなくなる問題。
過去にその修理がされていることがわかりました。

パネル照明をLED化しました。

LEDの点灯を確認しました。

測定と調整。
VCOの電圧がズレていたのを再調整しました。
規定の3,0V

周波数調整。

出力 10W

スプリアス良好。

受信感度。
ー122,0dBm (SINAD)

受信感度スペックシール添付。

モノバンド、オールモード機では最後の無線機です。

execution time : 0.015 sec