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ICB-680のRFメーター機能 (2023/1/25 18:15:45)
ICB-680の新技適化検討機。
基本送受信性能の底上げはもちろん、可変LPF等々機能UPしたものです。
久しぶりに引っ張り出してきて、また”余計な”機能を追加してみました。
追加したのはRFメーター機能。
ANT動作としては1/4λホイップと同じなので、給電点近くの電流が大きくなれば、ANTのしての実効面積が大きくなります。それをモニターする原理です。
良く見かけるファイナルとANTの間の電圧をピックアップするものでは無く、純粋にANTへ供給されるRF電流を読み込む為、電圧ピックアップ方式の欠点でもあるANTインピーダンス低くマッチングが合っていないにも関わらずメーターが振ってしまうことはありません。
メーターとしての動きは、
・RF電流が低いとメーターはレッドゾーン(S9の方)へ
・RF電流が高いとメーターはグリーンゾーン(S1の方)へ
となります。
実際に送信して実験しますので、アマチュア無線バンドのクリスタルへ入れ替え、試してみました。
▼アンテナを縮めて送信・・・S4よりもレッドゾーン側へ
▼アンテナを伸ばして送信・・・・S4(センター付近)へ
▼電圧を可変すると、RF電流もそれに比例した動作になります
▼大きな金属(車体)に近づけると受信Sが1くらい増加します。
▼上と同じ動きを送信でもやってみると、S1つ分、良くなったり悪くなったりを行き来します。
(このリグは余り影響が出ない様に小細工がしてあるのですが)ハンディー機の握り方でも変わりますので、こういうのを研究する方には面白い機能かと思います。