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<1か月間の減少数が大きく改善>総務省が2022年12月末のアマチュア局数を公表、前月より423局少ない37万2,797局 (2023/2/2 12:05:08)
2023年2月1日、総務省は2022年12月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2022年11月末のデータから1か月間で423局減少し、372,797局となった。対前月比で見ると3か月連続で減少数が上昇していたが、久しぶりに▲500局/月を下回るほど大きく改善した。
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から81か月間で63,592局減少した。
●2022年12月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 110,138局(110,070局)
・2エリア(東海管内): 47,588局(47,737局)
・3エリア(近畿管内): 45,275局(45,267局)
・4アリア(中国管内): 22,448局(22,460局)
・5エリア(四国管内): 17,204局(17,265局)
・6エリア(九州管内): 31,054局(31,079局)
・7エリア(東北管内): 38,833局(38,974局)
・8エリア(北海道管内):34,007局(34,026局)
・9エリア(北陸管内): 8,942局(8,986局)
・0エリア(信越管内): 15,153局(15,189局)
・6エリア(沖縄管内): 2,155局(2,167局)
※カッコ内の数字は2022年11月末の局数を表す
アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
2012年以前は1か月間に1,000局から2,000局単位でアマチュア局が減少。しかし、2013年暮れごろから減少数が急激に減少した。これは2011年3月11日に起きた「東日本大震災」による“災害時の通信に役立つアマチュア無線”での開局ブーム!?によるものだと推察できる。その理由として、アマチュア局の免許期限が切れる5年経過したタイミングで再び減少数が増加した。免許の更新を行わなかった局が多かったためだと思われる
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・残数6:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・Internet
Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)