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今更聞けないシリーズ 第1回目 (2023/2/2 16:56:09)
各局様、こんにちは〜
JI2OEY ひろでございます
目下のところ、KENWOOD TS-690Sのメンテナンスを行なっておりまして、
昨夜はロータリーエンコーダーの分解清掃をしました
分解したエンコーダー
他のメンテナンスメニューも終わり次第アップするとして、今日は別の話題をします
前回のメンテ記事に、TS-690Sにオプションのフィルターがついていてラッキーだったよ
って話をしましたが、
そもそもフィルターって何? って話を深堀していきたいと思います。
突然ですが、
今更聞けないシリーズ を始めますよ
今回はその第1回目
「フィルターの前に受信機の基本」 です。
フィルターを語るのにスーパーヘテロダイン受信機の理解が必要となります。
下の図
ダブルスーパーヘテロダイン受信機を簡単にまとめてみました。
(間違いがあればご指摘お願いします )
このまとまっていないまとめ図をじっくりとご覧ください。
スーパーヘテロダイン方式を簡単に言えば
受信したい周波数の信号 と 局部発振の周波数の信号 を ミキサーで合成 し 中間周波数を作る
方法となりますかね?
この方式の利点はいろいろありますが、
回路的に言えば第1ミキサー以降は 中間周波数だけを考慮すればいい ところにあります。
150KHz~54MHzまでカバーする受信機でも、それぞれの中間周波数だけを扱う回路
を考えれば良いわけです。
ちなみに、今回買ったKENWOOD TS-690Sは、トリプルで
第1IF 73.05MHz、第2IF 8.83MHz、第3IF 455KHzのアップコンバージョンです。
PLLユニットの発振は、73.15〜133.05MHzです。
TS-690Sのブロックダイアグラムのこのあたりです。
おおお〜
ちらほらと、フィルターも見えてますね。
というわけで、第1回目はこのへんで終わり~
第2回目が最終回かも