無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
【NCB-770新技適化】変調度UPにログアンプはどうか? (2023/2/20 21:49:00)
■難しくなった技適認証
昨夜思い立って設計仕切った回路は、ログアンプ。
CBも新技適認証の台数が進むに連れて、実は認証機関の認証ハードルが上がってきています。
理由はいくつか推測できますが、CBは他の航空無線等の振幅変調無線とは異なり、極端に変調を意識されます。具体的には変調度を極端に高くする事を好まれる点です。
当然、振幅変調方式は法律上100%を越える事を許してませんが、一流メーカーが設計する事を前提にした試験方法には穴があるワケで、僕らはそれを使って来ました。
無論規定ですから、当然準拠出来た上で認証されています。
しかしながら、500mWと微弱なでありながら100%を越えた変調はスプリアスとなるわけです。
デジタルへ移行し続ける電波利用の中、微弱な電波の瞬間的にしか越え、滅多に出てくることのないスプリアスに対し厳しくする必要性は、実用上無いとは思いますが、あくまでも「それはそれ」なんですよね。
■100%を越えず変調度を上げるには?
一般にはALCが組まれます。ただ、それらのICはラジオや音楽用に設計され、人が違和感無く聴くための応答速度が考慮されています。
今回は、その遅延時間をほぼ「無くしたら」どうなのかを試してみました。
具体的にはログアンプ。
これは、小さい音の時はアンプゲインが上がり、大きい音の時はアンプゲインが下がる"非線形特性"を持たせた回路です。
結果として音量が一定になるアンプです。
果たして、人の声に使うと違和感がでるのか?
※直接音声も聞こえてますが、殆どは880からの復調音声です
■ホントのコンプレッション
動作としてはコンプレッションです。
近くで聴く分には意外と違和感なく聴こえてます。
しばらくはこれで試してみようかな?
execution time : 0.018 sec