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feed ポリッシャー 人気変遷 (2023/3/8 6:28:22)
車の塗装の仕上げ研磨に使われているポリッシャー。大きく分けてシングルポリッシャーダブルアクションポリッシャーギアアクションポリッシャーの3種類、それぞれ電動、充電式、エアーツールと駆動方式のバリエーションがあります。
バフは、ウール、ウレタンスポンジなどが使われ、コンパウンドを少量付けて塗装面を磨くものです。バフもコンパウンドも多種多様で研磨力もそれぞれ。この組み合わせも無限。基本研磨力強め同士、弱め同士で組みますが意図的に変えたりします。
シングルはただバフを回しているもので最も塗装面を擦り研磨力も強いですが、同一運動で擦るのでやり過ぎたり磨き痕が残りやすい。ちょっと難しいのと仕上げには向かないのです。
たまに自分でシングルポリッシャーだけで磨いたんだろうなと言う車を見かけます。陽の光が反射する角度で見事にグルグル反射模様が浮かび上がります。あ、僕にダブルアクションかけさせて!と思っちゃいます。
ダブルアクションはバフそのものをグルグル回しているのではなくて、小さな偏心運動を与えています。軸はフリーなので影響でバフ全体も回りますが偏心運動のみのマシンです。従来からアクションサンダーと言われるような紙ヤスリをかけるマシーンで使われていたものと同じです。スポンジの動きが小さくあらゆる方向で磨きますから磨き痕が残りにくいのが特徴。但し磨きが優しい分作業時間がかかります。
この両方の利点を取り入れたのがギアアクション。震えながら回転するポリッシャー。研磨力もあり痕も残りにくい。これはある時期大変広まり、これが究極か、とも言われてました。もうシングルの出番はないな、くらいの。
数年前から主力になったのはダブルアクションポリッシャーの偏心距離の大きなタイプ。それまでは数ミリと言う細かい偏心運動から十数ミリとか二十ミリを越えるものとかそんなものが出てきて人気になってます。この偏心が大きいダブルアクションに研磨力の強いウールバフ、毛足の長いロングウールバフの組み合わせで初期研磨、ウレタンスポンジに変えれば得意の仕上げ研磨まで対応できるので今人気の主力ポリッシャーになって来ています。
イタリアのルペスと言うメーカーの製品が席巻しましたが素人には手を出しにくいお値段。その後似ている中国製のよく知らないメーカーの製品が続々と出続けています。先日アストロプロダクツでも偏心15ミリのダブルアクションポリッシャーが販売されて人気です(私も買いました)。ユーチューブではルペスとの比較もやっていて使い心地はレクサスと軽くらいの差があるのかなと思いましたがちゃんと使える品物です。
さらにダブルアクションポリッシャーの小型タイプも併用される傾向も高まっています。偏心大きいダブルアクションはその分暴れ幅が大きいので際どいところや狭い範囲を攻めにくい。小型なら攻めやすいですから。これ、家庭でも結構使えます。鏡磨いたりステンレスのシンクや風呂磨いたり。家の中では一番活躍しそうなポリッシャーかもしれません。
さてもう一つの流れとして、一つ持つならこれ、とすっかりメジャーになっているのがリョービのダブルアクションポリッシャー(サンダー)。以前からある小さな偏心のダブルアクションです。初期研磨に時間がかかりますが何しろ失敗しにくいのでユーチューブでも盛んに取り上げられて人気です。少し改造すると良いようですが自己責任です。これとスポンジバフ2、3種、コンパウンド2、3種持てば取り敢えず何でも出来ます。毛足の短いウールバフもあるといいかな?
洗車キズを無くすのはプロの仕事だけど10分の1くらいには誰でも出来るので、洗車キズで輝きがくすんだ車、磨いてみてはいかがでしょうか。結構楽しいですよ。
ドア1枚くらいならやらせてもらえるならやりに行きますよ。(笑)

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