無線ブログ集
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TS-940S Limited 修理 その2 (2023/3/11 9:35:14)
TS-940S Limited 修理の続きです。
やっと電源が入りました。
ファイナルユニットに電源を供給して、異常が無いか確認をする準備です。
AVR ユニットの電圧調整ボリュームを交換しておいたので、DC28.0Vに調整です。
しかし、20V付近からほとんど電圧が変化しません。
ボリューム交換で何かやってしまったのか?
いやいや、ダイオードがショートしていて、28Vの安定化回路がちゃんと動作して
いませんでしたので、壊れた部品を交換します。
これでやっとDC28Vが出てきました。
それでは、恐る恐る送信試験でもやるかと思いながら、フロントパネルに目をやると
LEDがボーっと薄暗く点灯しているのが見えます。
何、何?
あ、そうか。以前修理した時にフロントパネルの AT と言うLEDが、オートチューナーOFFの時に
ボーっと薄暗く点灯するのを確認していたのですが、修理依頼部分ではなかったので
修理していなかったのを思い出しました。
ATのLEDが点灯していても、オートチューナーが動作するわけではありません。
LEDだけの問題ですので、気にしなければ良いのでしょうが、OFFで点灯するのは
気に入らないので修理しておきましょうか。
この時、オートチューナーをONにすると明るく点灯
この時は、ちゃんとオートチューナーが動作します。
回路図を見ると、このLEDの制御は ATユニット で行われています。
どの回路が壊れているのか。
オートチューナーユニットを取り外して、ATユニットを測定します。
調べてみると、AVRユニット に逆戻り。
またAVRユニットか.....
DC21Vの安定化回路が故障していて、正常な電圧が出ていませんでした。
ファイナルユニットに行くDC28Vが異常だった時は、ここの電圧が下がっていましたので
LEDも消えていたのですが、DC28Vを修理して正常電圧となると、DC21Vが異常で
電圧が設計値から大きくはずれるので、LEDがボーっと点灯するのです。
なるほど、そう言う事かと納得したので、安定化回路を修理。
このDC21Vは他の回路にも供給されていますので、修理して正解でした!
消えました。
せっかく ATユニット を分解したのだから、チューナーを経由するか、経由しないかを
制御するリレーの接点をクリーニングしておきます。
ついでにオートチューナーのギヤにも注油します。
注油ついでに、電源の放熱用FANにも注油。
ついでにFANが低温から回るように、そして回転数が若干高くなるように抵抗値を変更しておきました。
確認すればするほど、あれこれと不具合箇所が発見されます。
先は長そうです......
この時代の無線機は、こうやって遊べますから良いですね。
やっと電源が入りました。
ファイナルユニットに電源を供給して、異常が無いか確認をする準備です。
AVR ユニットの電圧調整ボリュームを交換しておいたので、DC28.0Vに調整です。
しかし、20V付近からほとんど電圧が変化しません。
ボリューム交換で何かやってしまったのか?
いやいや、ダイオードがショートしていて、28Vの安定化回路がちゃんと動作して
いませんでしたので、壊れた部品を交換します。
これでやっとDC28Vが出てきました。
それでは、恐る恐る送信試験でもやるかと思いながら、フロントパネルに目をやると
LEDがボーっと薄暗く点灯しているのが見えます。
何、何?
あ、そうか。以前修理した時にフロントパネルの AT と言うLEDが、オートチューナーOFFの時に
ボーっと薄暗く点灯するのを確認していたのですが、修理依頼部分ではなかったので
修理していなかったのを思い出しました。
ATのLEDが点灯していても、オートチューナーが動作するわけではありません。
LEDだけの問題ですので、気にしなければ良いのでしょうが、OFFで点灯するのは
気に入らないので修理しておきましょうか。
この時、オートチューナーをONにすると明るく点灯
この時は、ちゃんとオートチューナーが動作します。
回路図を見ると、このLEDの制御は ATユニット で行われています。
どの回路が壊れているのか。
オートチューナーユニットを取り外して、ATユニットを測定します。
調べてみると、AVRユニット に逆戻り。
またAVRユニットか.....
DC21Vの安定化回路が故障していて、正常な電圧が出ていませんでした。
ファイナルユニットに行くDC28Vが異常だった時は、ここの電圧が下がっていましたので
LEDも消えていたのですが、DC28Vを修理して正常電圧となると、DC21Vが異常で
電圧が設計値から大きくはずれるので、LEDがボーっと点灯するのです。
なるほど、そう言う事かと納得したので、安定化回路を修理。
このDC21Vは他の回路にも供給されていますので、修理して正解でした!
消えました。
せっかく ATユニット を分解したのだから、チューナーを経由するか、経由しないかを
制御するリレーの接点をクリーニングしておきます。
ついでにオートチューナーのギヤにも注油します。
注油ついでに、電源の放熱用FANにも注油。
ついでにFANが低温から回るように、そして回転数が若干高くなるように抵抗値を変更しておきました。
確認すればするほど、あれこれと不具合箇所が発見されます。
先は長そうです......
この時代の無線機は、こうやって遊べますから良いですね。
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