無線ブログ集
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短波はバンドプラン以上の住み分けがある (2023/3/20 7:35:56)
アマチュア無線をやるからにはとにかく短波に出て欲しい。国内、海外から電離層反射でユラユラと強弱のある、見えないところまで飛んでいく電波を楽しんで欲しい。
でも気をつけて。コンディション次第だけど世界に飛んでいく短波帯、迷惑は世界にかけてしまいます。自分勝手は許されません。あなたの解釈、あなたの正義は通じません。古くから守られてきた習慣、しきたりのある世界です。
短波帯の楽しみ方は人それぞれ。そこに生涯をかけている人が結構居ます。例えば21MHz7エレの八木を30mタワーに挙げていつか聞こえないかと貴重な電波を探している局。チャンスは数十年に一度あるか無いかの貴重な電波、この設備をもっても聞こえてもRS31で聞こえてきたとしたら。我々の設備ではまず聞こえません。その横で、あ、空いてるや、と気軽に運用されたらたまったものではないのは理解できますね。このような様々なコアな人達が何となく集まる周波数はバンドプランには載っていませんがあるんです。国内お稼ぎ周波数、少しゆっくり話す周波数、夜になると海外向けになる周波数、ヨットのロールコールの周波数、SSTVの周波数、最近はFT8やFT4の周波数などいろいろ。国際的な習慣であったり決めごとであったりするので、うっかり迷惑をかけないことがとても大切です。外国はバンドプランも違いますし。思いつきでいきなり適当な周波数で始めるのは誰かに迷惑かける可能性が高いのです。
失敗しないためにはどうすれば良いか。まずは毎日バンド全体をよく聞く(ワッチする)ことです。一日中、四季を通し、太陽活動11年周期の半分の5年くらいはよく聞いて欲しい。聞く方にウェイトを置いて自分のやりたい交信はここならいける、と言う場所(周波数)で電波を出していれば失敗はしないでしょう。
アンテナは失敗しないためにもとても大切です。144MHzの波長は約2m、ノンラジアルのモービルホイップは1/2波長だから約1m。この性能と同じアンテナを7MHzで作ると20mものサイズが必要で、これで普通の利得です。更に高さも必要で、144MHzで地上高2mだと7MHzなら40mで同等です。さすがに40mの人は少ないけれど、数mでは地面に置いたアンテナみたいなものなんです。4mだとしても144MHzで言うところの地上高20cm!。お互い20mのアンテナで聞こえる強さが標準的な強さですから、それより小さいアンテナだとアッテネーター入れているのと同じこと。利得がマイナスなのでノイズが減って逆に強い局はとてもクリアに聞こえます。よく聞こえるからと呼んでも応答はありません。向こうによく聞こえる程の電波をそのアンテナでは飛ばせないからです。先方では他の信号やノイズに埋もれてしまっていることでしょう。7MHzで2mの長さの短縮アンテナ、144MHzで換算すると10cmのアンテナ。430MHzなら3cm強。これでは競争に勝てないのは解りますね。まさに井の中の蛙。
しかもHFはみーんな100Wか50W(残念なことに4アマでも相当オーバーパワーが居ます)、それ以上出している人も結構居ます。よく聞こえる、メーターも8振っている、絶対届く、と思って期待してもアンテナのマイナスゲインと出力差で全然交信できません。
だから河原とか広いところでせめてフルサイズの逆Vダイポール、一度は体験して欲しい。あー、これが最低レベルね、と。前にも話しましたが7MHzで国内と交信するには垂直系は俄然不利です。国内はかなり上に飛ばさないといけないからです。(スキップ気味の低角度の交信やDXには垂直も活躍します。)
出力差は5倍くらいで体感出来るくらいの差ですから10Wでもアンテナが標準レベルあれば向こうにはそこそこ届きます。さらに50W出せれば200W局を相手にしても不自由なく応答が得られるでしょう。
そんなわけで5W小さいアンテナでは特にSSBは簡単に交信できません。いろいろ工夫や努力をしましょう。それがHFの楽しみのひとつ。効果的な何かが出来ればそれなりに成果は得られます。
まずは井の中から出ましょう。同じようなアンテナ、同じような出力同士だと聞こえたくらいは届くので意外と楽しく遊べるのですが、弱肉強食の無差別級の世界、普通に聞こえる局に普通に届かす事が430MHzとかとは大違い、と言うことは知った上で、工夫と努力を楽しむ感じで楽しんでいただければと思います。
よく、よーく聞いて、大きなアンテナ頑張って張って楽しんで下さい。
でも気をつけて。コンディション次第だけど世界に飛んでいく短波帯、迷惑は世界にかけてしまいます。自分勝手は許されません。あなたの解釈、あなたの正義は通じません。古くから守られてきた習慣、しきたりのある世界です。
短波帯の楽しみ方は人それぞれ。そこに生涯をかけている人が結構居ます。例えば21MHz7エレの八木を30mタワーに挙げていつか聞こえないかと貴重な電波を探している局。チャンスは数十年に一度あるか無いかの貴重な電波、この設備をもっても聞こえてもRS31で聞こえてきたとしたら。我々の設備ではまず聞こえません。その横で、あ、空いてるや、と気軽に運用されたらたまったものではないのは理解できますね。このような様々なコアな人達が何となく集まる周波数はバンドプランには載っていませんがあるんです。国内お稼ぎ周波数、少しゆっくり話す周波数、夜になると海外向けになる周波数、ヨットのロールコールの周波数、SSTVの周波数、最近はFT8やFT4の周波数などいろいろ。国際的な習慣であったり決めごとであったりするので、うっかり迷惑をかけないことがとても大切です。外国はバンドプランも違いますし。思いつきでいきなり適当な周波数で始めるのは誰かに迷惑かける可能性が高いのです。
失敗しないためにはどうすれば良いか。まずは毎日バンド全体をよく聞く(ワッチする)ことです。一日中、四季を通し、太陽活動11年周期の半分の5年くらいはよく聞いて欲しい。聞く方にウェイトを置いて自分のやりたい交信はここならいける、と言う場所(周波数)で電波を出していれば失敗はしないでしょう。
アンテナは失敗しないためにもとても大切です。144MHzの波長は約2m、ノンラジアルのモービルホイップは1/2波長だから約1m。この性能と同じアンテナを7MHzで作ると20mものサイズが必要で、これで普通の利得です。更に高さも必要で、144MHzで地上高2mだと7MHzなら40mで同等です。さすがに40mの人は少ないけれど、数mでは地面に置いたアンテナみたいなものなんです。4mだとしても144MHzで言うところの地上高20cm!。お互い20mのアンテナで聞こえる強さが標準的な強さですから、それより小さいアンテナだとアッテネーター入れているのと同じこと。利得がマイナスなのでノイズが減って逆に強い局はとてもクリアに聞こえます。よく聞こえるからと呼んでも応答はありません。向こうによく聞こえる程の電波をそのアンテナでは飛ばせないからです。先方では他の信号やノイズに埋もれてしまっていることでしょう。7MHzで2mの長さの短縮アンテナ、144MHzで換算すると10cmのアンテナ。430MHzなら3cm強。これでは競争に勝てないのは解りますね。まさに井の中の蛙。
しかもHFはみーんな100Wか50W(残念なことに4アマでも相当オーバーパワーが居ます)、それ以上出している人も結構居ます。よく聞こえる、メーターも8振っている、絶対届く、と思って期待してもアンテナのマイナスゲインと出力差で全然交信できません。
だから河原とか広いところでせめてフルサイズの逆Vダイポール、一度は体験して欲しい。あー、これが最低レベルね、と。前にも話しましたが7MHzで国内と交信するには垂直系は俄然不利です。国内はかなり上に飛ばさないといけないからです。(スキップ気味の低角度の交信やDXには垂直も活躍します。)
出力差は5倍くらいで体感出来るくらいの差ですから10Wでもアンテナが標準レベルあれば向こうにはそこそこ届きます。さらに50W出せれば200W局を相手にしても不自由なく応答が得られるでしょう。
そんなわけで5W小さいアンテナでは特にSSBは簡単に交信できません。いろいろ工夫や努力をしましょう。それがHFの楽しみのひとつ。効果的な何かが出来ればそれなりに成果は得られます。
まずは井の中から出ましょう。同じようなアンテナ、同じような出力同士だと聞こえたくらいは届くので意外と楽しく遊べるのですが、弱肉強食の無差別級の世界、普通に聞こえる局に普通に届かす事が430MHzとかとは大違い、と言うことは知った上で、工夫と努力を楽しむ感じで楽しんでいただければと思います。
よく、よーく聞いて、大きなアンテナ頑張って張って楽しんで下さい。
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