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<待望の「DV レピータモニター機能(国内/海外)」を追加ほか>アイコム、IC-9700の新ファームウェア「Version 1.40」を公開 (2023/3/22 18:45:01)
アイコム株式会社は2023年3月22日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.40」を同社サイト上で公開した。同社の発表によるとVersion1.32からの変更点は「DVレピータモニター機能を追加(国内/海外)」「受信履歴ログ、交信ログに受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加」「交信録音ファイルのチャンク情報に受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加」「以下の画面に受信経路(ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加=受信履歴画面/GPSポジション画面(RX)/交信録音のファイル再生画面/交信録音のファイル情報画面」「CI-Vコマンド1F01(DV送信コールサイン)を相手局のコールサイン(UR)だけでも設定できるように改善」「DVゲートウェイ機能のゲートウェイコールサイン設定で7文字目が空白ではないコールサインを登録できるように改善」「録音した交信内容を再生した時、再生バーの位置がおかしくなる場合がある不具合を修正」「その他、軽微な変更」の各項目となっている。このバージョンアップに伴い、プログラミングソフトウェア「CS-9700」もVersion1.40が同時公開されている。
IC-9700の新ファームウェア公開は2022年8月6日のVersion 1.32以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。なおIC-705(2022年10月)に次いで追加搭載された「DVレピータモニター機能」については、 「仕様変更のお知らせ」(PDF) で詳しく説明されている。
●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.40)
Version 1.32からの変更点:
・DVレピータモニター機能を追加(国内/海外)
※海外レピータをモニターする場合は、接続先リストのファイルを読み込む必要があります。海外用接続先リストのサンプルファイルは、
こちらから ダウンロードできます。
・受信履歴ログ、交信ログに受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
・交信録音ファイルのチャンク情報に受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
・以下の画面に受信経路(ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
受信履歴画面
GPSポジション画面(RX)
交信録音のファイル再生画面
交信録音のファイル情報画面
・CI-Vコマンド1F01(DV送信コールサイン)を相手局のコールサイン(UR)だけでも設定できるように改善
・DVゲートウェイ機能のゲートウェイコールサイン設定で7文字目が空白ではないコールサインを登録できるように改善
・録音した交信(QSO)内容を再生した時、再生バーの位置がおかしくなる場合がある不具合を修正
・その他、軽微な変更
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.40
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.08
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.10
なおこのバージョンアップに伴い、プログラミングソフトウェア「CS-9700」もVersion1.40が同時公開されている。
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-9700(アイコム)
・レピータリスト IC-9700/IC-9700S/CS-9700(アイコム)
・IC-9700/IC-9700S仕様変更のお知らせ PDF(アイコム)
・CS-9700 ファームウェアダウンロード(アイコム)