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FT-90 電源が入らない (2023/3/24 19:30:08)
FT-90 電源が入らないとのことです。
部品の破損、パターン断線の有無を調べます。
基板を取り外し。
ハンダ不良などを点検。
通電状態にして電源ラインを追いかけます。
回路図を参照しながら裏面も調べます。
矢印のレギュレーターICから9Vの電圧が出ていません。
丸印のトランジスターが破損したのが原因です。
トランジスター Q1017 破損
2SB1301
取り外し。
手持ちのあった、2SB1302に交換しました。
2SB1301より耐圧が高いものです。
交換しました。
電源が入るようになりました。
バックライト。
LEDに交換済です。
送信すると「ブーー」というノイズが出ます。
マイクのECMが白色の接着剤で固めてあります。
コンデンサーマイクは「コンデンサー」なので、ユニットの端子に接着剤をベッタリと付けてはいけません。
このような浮遊容量が悪影響を及ぼします。
ノイズが改善しました。
測定と調整。
周波数。
出力 20W
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー123,6dBm (SINAD)
433Mhz
ー123,9dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
手の平に乗る、小型の無線機です。
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