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3月22日の官報号外でアマチュア無線の制度改革に関連した省令や関係告示など公布…に関心集まる--3月19日(日)~3月25日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2023/3/26 9:30:57)
先週のアクセスランキング1位は「< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省『アマチュア無線の制度改革』、3月22日の官報号外で公布される」。総務省は2023年3月22日付け官報号外で、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」に関連した電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示などを公布した。このうち「免許制度の簡素合理化」など免許事務処理のシステム改修が必要なものや、いわゆるバンドプラン(電波の使用区別)のように制度周知が必要な事項は2023年9月25日からの施行とし、それ以外のものは公布日である3月22日から即日施行された、我が国のアマチュア無線制度が大きく変わる内容だけに関心を集めた。
続く2位は、2023年4月1日から株式会社JVCケンウッドがアマチュア無線機器を含む一部の無線通信機器、周辺機器の価格を改定する方針を今年2月に発表していたが、このほど取引先の無線ショップに告知した改定後の機種別の希望小売価格で、同社HF/50MHz帯フラッグシップモデルの「TS-990シリーズ(TS-990S/D)」は税込みの希望小売価格が921,800円から1,089,000円へと18.1%値上がりし、ついに100万円の大台に乗ることになったというニュース。公表された新価格のうち、最も値上がり幅が大きいのはTS-990シリーズ用外部スピーカーの「SP-990」で、現在の税込み希望小売価格は「22,990円」だが、改定後は「39,600円」と実に72.2%の値上がりとなる。
TS-990シリーズは2013年春に発売を開始した時点の希望小売価格は798,000円(消費税5%含む)だったので、この10年間で実に36.5%(消費税を含まない本体価格の比較で30.3%)の値上がりとなる
3位から6位まで、電波法違反の関連ニュースが立て続けにランクインしている。3位の「<免許を受けずに無線局を設置、バンドプラン逸脱&コールサイン不送出>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士3人に対し行政処分」は、北海道総合通信局が免許を受けずにアマチュア無線用の無線設備を車両に設置したうえ、不法に無線局を開設し437.40MHzで運用していた旭川市在住の無線従事者(第四級アマチュア無線技士)2人と、バンドプランを守らずに衛星用に限り使用することができる周波数(435.40MHz)で運用しコールサインも送出していなかった岩見沢市在住の無線従事者(第四級アマチュア無線技士)の計3人に対して行政処分を行ったというものだ。
↓この記事もチェック!
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
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1)< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省「アマチュア無線の制度改革」、3月22日の官報号外で公布される
2)<TS-990シリーズは税込み100万円台に>値上げ公表のJVCケンウッド、4月1日からのアマチュア無線機「希望小売価格」を販売店に告知
3)<免許を受けずに無線局を設置、バンドプラン逸脱&コールサイン不送出>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士3人に対し行政処分
4)<電波監視で電波法違反が見つかる>免許を受けずにアマチュアバンド内で電波を発射していた第四級アマチュア無線技士に対して17日間の行政処分
5)<不法にアマチュア無線機や船舶用レーダー、漁業用無線機を設置>四国総合通信局、電波法違反容疑で高知県在住の男2人を摘発
6)<無線局登録を間違った方法で行い、事実と異なる内容で免許人へ通知>関東総合通信局、登録検査等事業者「三菱電機(株)」に対して30日間の行政処分
7)<50機種(2台ずつ)測定したすべて(100%)が基準超え>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和4年度無線設備試買テスト結果(第2次)」を公表
8)<3月27日まで見逃し配信中! 和文モールス通信の沼にハマったさん>NHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」、生放送で小6(3アマ)コウスケくん登場
9)<待望の「DVレピータモニター機能(国内/海外)」を追加ほか>アイコム、IC-9700の新ファームウェア「Version 1.40」を公開
10)<第3特集は「DJ-X100で聞く、おもしろ無線受信ガイド」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2023年5月号を刊行