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feed <アマチュア無線機器の歴史や背景、回路・機構など時代を追って解説>CQ出版社、4月21日に「日本アマチュア無線機名鑑III」を刊行 (2023/4/8 11:30:07)

CQ出版株式会社は2021年4月、月刊誌「CQ ham radio」の通巻900号を記念し、戦後から1970年代後半までに発売された日本のアマチュア無線機(600機種以上)を同誌から集めた書籍「日本アマチュア無線機名鑑」を刊行、さらに2022年6月には最盛期を迎えた1977年から円熟期の2000年までに発売された1,035機種を掲載した続編「日本アマチュア無線機名鑑II」を刊行し注目を集めた。このほどシリーズ3巻目として、それらの機器の歴史や背景、回路・機構などについて時代を追って解説した「日本アマチュア無線機名鑑III ~ 日本アマチュア無線機史 1908~2022年 ~」を2023年4月21日に刊行する。筆者はJJ1GRK 高木誠利氏。B5版208ページで価格は3,300円(税込み)。同書および既刊の各巻の購入は本記事末尾のAmazonリンクから可能だ。

 

 

「日本アマチュア無線機名鑑III」表紙

 

 

 以下、CQ出版社の告知から抜粋・整理して紹介する。

 


 

「日本アマチュア無線機名鑑III ~ 日本アマチュア無線機史 1908~2022年 ~」

 

 戦後・日本の市販アマチュア無線機を網羅した名鑑シリーズの第3弾です。『日本アマチュア無線機名鑑』では600機種超、『日本アマチュア無線機名鑑Ⅱ』では1,000機種超のアマチュア無線機を紹介していますが、3作目となる本書はそれらの機器の歴史や背景、回路・機構などについて時代を追って解説しています。解説は無線機器のみにとどまらず、日本のアマチュア無線界の歩みについても細かく触れています。名鑑シリーズの3作目として、前2作と併せてお楽しみいただける内容となっています。
 本書は、戦前の無線通信黎明期から戦後にアマチュア無線として確立、発展するまでの歴史をひも解きながら、時代を代表するアマチュア無線機を紹介しています。各時代の回路技術の移り変わり・発展、真空管からトランジスタ、ICへの素子の進化などによるアマチュア無線機の変革の歴史をたどります。再生・超再生受信、火花式送信機からの発展、アナログ通信からデジタル通信へとアマチュア無線機を軸に解説していますが、これは明治・大正・昭和・平成・令和に至る無線通信技術の変遷そのものでもあります。1948年から2000年の市販アマチュア無線機種を網羅した前2作を読みこなすための副読本・解説書として本書をお買い求めください。

 

<概要>
・仕様:B5判 208ページ
・定価:3,300円(税込)
・筆者:JJ1GRK 高木誠利/著
・発売予定日:2023年4月21日

 

<ページ構成>

 

◆目 次

 

◆第1章 戦前の話
 無線黎明期
 ラヂオの時代
 アマチュア無線の免許制度
 当時の受信機
 当時の送信機
 Column/零戦(零式艦上戦闘機)と無線機
 Column/0-V-1という名称について

 

◆第2章 AMの時代
 アマチュア無線再開の頃
 受信機は再生式からスーパーヘテロダインに
 送信機は3ステージ
 2ステージ? 3ステージ?
 変調器
 リンクコイル対πマッチ
 キャリア・コントロール
 バンドスプレッド
 Column/中間周波数はなぜ半端な周波数なのか?
 Column/受信機利得論争

 

◆第3章 SSBの時代がやってきた
 SSBとは
 SSB機はトランシーバ
 この時代は周波数構成が命
 注目の回路 VFO
 ALC
 AGCとSメータ
 主な付属回路は全部で4つ
 SSBフィルタと平衡変調ビーム偏向管7360
 カウンタ式デジタル表示の問題
 SSB機の泣きどころ
 ダイレクトコンバージョン
 Column/SSBがもたらしたもの(ハムバンド専用受信機)
 Column/CWを軽視した?

 

◆第4章 VHF通信の始まり
 VHFは50MHz帯から144MHz帯へ
 超再生受信機の話
 初期の受信回路
 3種類の受信回路
 初期の送信回路
 モービル機は水晶制御へ
 ハンディ機のトランシーブ化
 Column/江角電波研究所
 Column/ハムバンドの割り当て

 

◆第5章 ダブルスーパーからPLLへ
 決定打! 八重洲無線FT-101とトリオTS-520
 受信回路は真空管? 半導体?
 コリンズタイプの限界、そしてシングルコンバージョンへ
 ハイブリッド機のファイナル事情
 トランジスタで100W
 この時代のHF機付加機能,回路
 デジタルVFO
 Column/ATLASの思い出
 Column/トランスバータの話

 

◆第6章 VHF機は多チャネル化へ
 144MHzが混み始めた
 FMのナロー化
 430MHz帯へ
 PLLのもたらした新しい世界
 200チャネル 10Wの時代
 ハンディ機の進化
 小型化
 IC化
 デュアルバンドとマルチバンド
 オールモード機の2分化
 トーンスケルチ
 プライオリティ・チャネル
 DTMF
 Column/スケルチの話
 Column/パーソナル無線とアマチュア無線

 

◆第7章 UHFへお引越し
 回路はキャビティに収めて
 バラクタ・ダイオードでの逓倍法
 ヘテロダイン方式
 マイクロストリップライン
 AFCとTCXO
 量産化への工夫
 受信プリアンプ
 Column/マキ電機のトランスバータ
 Column/方向性結合器の憂鬱

 

◆第8章 HF機はアップコンバージョン
 スーパーヘテロダインの弱点を消すアップコンバージョン
 ゼネラルカバレッジの衝撃
 ゼネラルカバレッジの局発
 ゼネカバがもたらしたもの
 第2 IFのフィルタが決め手…初期のアップコンバージョン
 IFは混信除去のために
 フルブレークイン
 オート・アンテナチューナ その素晴らしきメリット
 2波受信
 メモリ付きキーヤと受信音録音
 意識しないで使える機能 バンドメモリ(バンド・スタッキングレジスタ)
 DDS
 周波数一発管理
 フルデューティ・サイクルはRTTY対応
 アップコンバージョンの進化
 同期検波
 超小型HF機
 高級機の出現
 Column/AMの出力
 Column/電波は電源になるか

 

◆第9章 V/UHF新時代
 衛星通信対応
 HF機がV/UHF対応
 意外と大変なキー照明
 パネル分離
 DTMFスケルチ,デジタル・スケルチの登場
 どっこい残ったモノバンド機
 データ・パケット通信
 APRS ナビトラ ARTS
 デジタル音声・データ通信 D-STAR
 デジタル音声・データ通信 C4FM
 EchoLink
 2.4GHzと5.6GHz
 Column/バンドハンディ機考
 Column/2種類の音声圧縮

 

◆第10章 DSPからSDRへ
 AF-DSP
 IF-DSP
 大型ディスプレイ
 ダウンコンバージョン
 ノイズリダクション ノイズリデューサー
 SDR
 周波数変換型SDRの動作
 ダイレクトサンプリング型SDRの動作
 ダイレクトサンプリングのダイナミックレンジについて
 ダイレクトサンプリングと1信号測定
 ナローバンドSDR
 デジタルモード
 各モードの符号生成ルール
 Column/デジタル通信の優位性
 Column/無線機のデザイン

 

巻末
 さくいん
 メーカー別 画像掲載機種一覧
 著者プロフィール
 「日本アマチュア無線機名鑑」章立て
 「日本アマチュア無線機名鑑II」章立て

 


 

 同書は予約購入をおすすめする。下記のAmazonリンクが便利で確実だ。

 

 

 

↓既刊/2022年6月刊行「日本アマチュア無線機名鑑II」のAmazonリンク

 

 

↓既刊/2021年4月刊行「日本アマチュア無線機名鑑」のAmazonリンク

 

 

 

●関連リンク: 日本アマチュア無線機名鑑III(CQ出版社 WebShop)

 

 

 


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