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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/22 11:35:48)

feed 色々あんなぁ〜、週末よもや話。そのさん。 (2023/4/16 22:04:00)

■コイルのQとアンテナローディングコイルの外だしについての検証

設計は終わっているものの、作業が全く進んでいないNCB-770の開発。こちらもローディングコイルを外だしするために3Dプリンタでローディングコイル部を作っています。

とは言え、心配しているのはトロイダルコアに巻いていない故の周辺との影響。

これがどれくらいなのか?というのを、簡易実験してみました。

 

テストクーポンとして作ったコイルがこちら。


そして、測定に使ったのはnano VNA。 VNA本体にもモードコンバージョンで発生したコモンモード成分や浮遊容量の影響が強く出るようで、本体に触れるだけで値がガラガラ変化します。

もちろんPCとのUSBケーブルにも乗るので、オマジナイを。



本当はコイルQファクタを測定したいのですが、 nano VNAのQは、どうも普通のQでは無いらしく 、SRFではゼロを取ります。
しかもSRF点以外を測定するとやたらに高く、パラパラ動きます。複素数平面で実部虚部を見ると、実部が負を取っています。
これは行列で対角項が負を取る様なもので、謎です…。

Calibration自体はきちんと取れていて、Loadでは50なのですが…ゼロ付近はオフセット誤差が出るみたいです。

はて、と言う事で、半値の計算がメンドーなのでSRFの変化で周囲の影響度を測る事にしました。
近傍誘電体  


やはり手を近づけると下がります。誘電体はモロです。(PCの左下チャートが|Z11|)

では金属では?とやってみると
近傍金属  

思ったほど動きません。

この結果からすると、大型コイルからフリンジ的に伸びる電気力線はあんまり拡がらず、実用範囲内なのかもしれませんね。


CBの給電は、トポロジーでみると結構ややこしく、非対称給電の短縮アンテナ動作になります。
放射効率とローディングコイル、アンテナチューナを含むアンテナとの共役回路…

アンテナの短縮、Q、放射電力、エネルギー密度…たまにはmaxwell方程式を考えるのも面白いです。(仕事柄偶にでは無いですが…)



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