ホーム >> 無線ブログ集 >> JR-310プチレストアその11

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link jl7gmnのblog jl7gmnのblog (2024/3/11 19:35:35)

feed JR-310プチレストアその11 (2023/4/21 2:48:15)
JR-310の受信モードFMの追加を455KHzのIFでのワイス検波を行いましたが、しっかりとFM変調は復調出来ますが、受信ダイヤルを若干ずらしたりすると、よく復調できたり出来なかったりがあります。やはり検波特性があまり望ましくないといった感じです。使用したIFTの調整を行っていても、受信周波数のジャストポイントでは検波特性カーブがリニアでない為か、セラミックフィルタの通過域内でも復調音声に歪が出たりします。小レベル時の検波特性がリニアでない事で、歪が発生しているのではないかと思います。先ずは原因として考えられる事として、間に合せのセンタータップでないIFTを使ったことでの合成した検波特性の総合特性のアンバランスが歪となって出てきているのではないかと思います。ダイオードの中心周波数での2乗特性が通常は合成でリニアになるのですが、IFTの上下の共振周波数のズレのため、合成特性がリニアになっていないのでは?と言うことです。

■455KHz IFTの端子間巻き数
1−2:巻き数 64Turn
2−3:巻き数 48Turn 

上記の復調特性を安定させたいため、コイルを自作することにしました。
IFTを巻くのは、かなり大変なので、トロイダルコアを用いて、トリマコンデンサとコンデンサの並列で455KHzにアジャストする方式です。IFTではポットコアで共振周波数の調整が出来ましたが、トロイダルなので、トリマコンデンサとなります。

参考にしたWeb情報は下記になります。

そのワイス検波の回路図です。下記の21t、21t のトロイダルコア使用部になります。
fmdetcircuit
上記ではトロイダルコアにFT-114-43を使っていますが、手持ちの関係で30〜40年前ぐらい?に買ったアミドンのT-68-2コアを使用しています。5個入りで当時900円でした。当時調べて書いてある使用周波数帯も少し高めの500KHzから10MHzまでの様ですが、455KHzでも大丈夫でしょう?少し間に合わせ感が.......!


巻線は手持ちに配線様(巻配線様)を使いました。耐熱効果のあるホルマル線はないので、これも本当に間に合わせです。直径はデジタルノギスで実測で0.57mmです。少し太めかもしれませんが、巻いてみると案外いい感じに巻けたと思います。硬い線なので巻いても、すぐ緩みがでるので、また間に合わせですが、ネジロックでコアと線を固めてみました。LOCTITE製のねじロック243を使いました。ネジなどの鋼の場合は10分で硬化、24時間で完全硬化とありました。鋼製のネジでないものでは上手く固まらないかもしれませんが、硬化するか、硬化してる場合、線がほどけないかは、明日確認してみます。線が緩む場合は、他の接着剤を使います。

割り箸側がセンタータップで、両側の巻き数比が同じになりますから、検波特性がどうなるか楽しみです。
上手くいかなくても、上手くいっても、また別のFM復調方法も確認して見たいと思っています。
まず、その1つは、FM復調でIFTをつかわない、PLL トーンデコーダICによる位相検波を利用した方法です。これはf0を455KHzの周波数で固定したFM復調です。常にIFT信号でロック状態での使用。通常のトーンデコーダーをCWなどで利用時はロックする周波数f0が動きます。2つ目はディレイ素子でのFM復調です。IFは10.7MHzです。3つ目としては、デジタル方式で、1.26MHz、1.96MHzといったIF周波数でのパルスカウント方式のFM復調などです。パルスカウントFM復調はサンプリング数での元変調の再現性の関係で?最も低い中間周波として1.26MHzがギリギリのようです。(1.26MHzと1.96MHzがメーカーのFMチューナーで使われているFM 復調IF周波数)JR-310のIF 455KHzでは、MIXで上記の周波数域に周波数コンバージョンアップでもしないとパルスカウント方式のFM復調はできないと思います。そのままの455KHzでは無理です。

上記の各FM復調(検波)方式の情報を咀嚼し、実験できるものはやってみようと思っています。特にYOUTUBEにあったディレー素子(ゲートIC)とEX-ORでのFM復調は面白そうなので、ハードのみでのFM復調方法という事で、現在情報を整理しテスト準備をしています。パルスカウント方式のFM検波特性はリニアな検波特性となるので復調音声の再現性が確かな点が素晴らしいと思います。FM復調音声の歪がとても少ないのがFM放送受信器(FMチューナー)で使われる理由の一つなのがわかります。


つづく?


execution time : 0.015 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
9 人のユーザが現在オンラインです。 (6 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 9

もっと...