無線ブログ集
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先週のアクセスランキングで1位は、静岡新聞のふるさとメディア「あなたの静岡新聞」(2023年4月19日付)が報じた、狩猟用のわなの仕掛けが動くと電波が発射する仕組みで、アマチュア無線局の免許を受けずに開設した発信器をわなに取り付けていた無職男性を、静岡県警察下田署が電波法違反で静岡地検下田支部に書類送致したニュース。記事によると、昨年(2022年)12月に警察官が行った職務質問で、男が乗っていた軽トラックから違法な無線設備が見つかり調査したところ、仕掛けが動くとアマチュア無線の電波が発射する狩猟用のわなを、町内3か所の山中に設置したいたことが判明したと伝えている。なお、4位と5位にも電波法違反関係の記事がランクイン。関心の高さがうかがえる結果となった。
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静岡放送でも報じられ、「男性は無線の免許を持っておらず、警察に対し容疑を認めているということです」としている。さらに産経ニュースは「『免許の取得が面倒だった』という趣旨の供述をしており」「山林内でイノシシなどが捕獲されたことを確認するほか、狩猟わなで捕獲しやすくする目的で無線局を開設した」と伝えている
●罠に無線機→捕獲を確認 無免許で無線局開設した疑い 無職の男性を書類送検=静岡・東伊豆町(SBSnews6
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続く2位は「<リスト掲載、10Wタイプのリグも “100W出力” に変更可能!?>アマチュア無線機メーカーの『送信出力改造』と依頼手続きサービス」。ユーザーの無線従事者資格に合わせる形で、HF帯を中心としたアマチュア無線機は「10/20Wタイプ」「50Wタイプ」「100Wタイプ」など、送信出力の異なる製品を複数ラインアップしていることが多いが、上級資格を取得したので持っている無線機を50Wや100Wにパワーアップしたい!…という要望に対応した改造サービスの紹介記事に関心が集まった。費用は概ね1万円前後と、無線機を新たに買い替えるよりは遙かに安い設定となっている。
3位には、総務省総合通信基盤局が定期的に実施している「無線設備試買テスト」で、ネット通販などで安価に市販されているトランシーバー、ドローン、ワイヤレスマイクなどの無線設備30機種(1機種につき2台ずつ)を実際に購入して測定した結果、その30機種すべて(100%)で「著しく微弱な無線局」の基準を超えた電波を発射することが確認されたという話題。総務省では、免許を必要としない微弱の基準内にあるとして販売されている無線設備における電波の強さを測り、基準の許容値を超えることが明らかな無線設備に関する情報として「令和4年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」を公表した。そのまま使用すると電波法に違反する事態となってしまうので注意が必要だ。
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今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の数々。CB無線機などのトランシーバーやドローン、ワイヤレスカメラなど含まれていた
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1)<職務質問で車内の違法設備が発覚>あなたの静岡新聞、狩猟用のわなに不法にアマチュア無線の発信器を取り付けていた男を書類送致と報道
2)<リスト掲載、10Wタイプのリグも “100W出力” に変更可能!?>アマチュア無線機メーカーの「送信出力改造」と依頼手続きサービス
3)<調べた30機種すべてが、そのまま使用すると電波法違反に>総務省、著しく微弱な電波の許容値測定「令和4年度無線設備試買テスト結果(第3次)」を公表
4)<免許を受けずに144.32MHzで運用>北海道総合通信局、電波監視により電波法違反の事実が発覚した第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分
5)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設・運用>関東総合通信局、電波法違反(不法開設)した第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分
6)<携帯用マグネチックループアンテナの改良>「月刊FBニュース」、連載8本とニュース3本をきょう公開
7)<第3特集は「ミリタリーエアーバンド教導群」、話題のデジタル受信機「DJ-X100」の周波数改造も掲載>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2023年6月号を刊行
8)<ロシアアマチュア無線協会(SRR)統計データ>直近で週に20人増加! ロシア連邦のアマチュア無線家(個人)の総数が35,620人と公表
9)<今でも多く利用されている古い無線機は?>JARD、「スプリアス確認保証機種」の “トップ10” を公表
10)<FT-710サポートやバンドスコープ強化>4月7日にコンテスト用ロギングソフトウェア「zLog 令和Edition」Ver2.8(リリース版2.8.4.6)を公開