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<FAQから交信例、欧文通話表まで網羅>総務省発行のリーフレットに連携し、JARLが「アマチュア無線 体験運用マニュアル(PDF版)」を公開 (2023/5/3 12:25:28)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2023年3月に行われたアマチュア無線の制度改正( 2023年3月22日記事 )で“アマチュア無線の資格を持たない者の体験運用”の条件が大きく緩和されたことに伴い、「各局が、手続きなしに、お子さんからご年配の方まで、だれにでも体験運用を行えるようになりました。無資格者の方が少しでもアマチュア無線を楽しんでいただけるように、体験運用についてご案内させていただきます」として、「アマチュア無線 体験運用マニュアル(PDF版)」全5ページを連盟Webサイトで公開した。これは総務省が作成した「交信体験制度(体験運用)リーフレット(PDF版)」( 2023年5月2日記事 )の公開に連携したもので、アマチュア無線の体験運用の流れがわかりやすく解説されている。
2023年3月22日に電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示など公布・施行された(一部は2023年9月25日から施行)、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」により、アマチュア無線有資格者が自ら開設または構成員となっているアマチュア局を使用して、いつでも・どこでも・だれでも、アマチュア無線有資格者の監督(指揮・立会い)の下で体験者(無資格者)がアマチュア無線の交信を行えるようになった。
今回JARLでは、アマチュア無線の交信体験をきっかけにアマチュア無線に興味をもってもらうなど、幅広く「アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)」を周知する目的で、「アマチュア無線の楽しをみんなで広げよう!! -体験運用でアマチュア無線を知ってもらうには!?-」と題した「体験運用マニュアル」(PDF版)を連盟公式サイトのJARL Webで公開した。
5ページ構成の「体験運用マニュアル」には、想定される質問の内容とともに、それに対する回答が簡潔にまとめられている。さらに体験運用時の交信内容(有資格者、体験する無資格者、交信相手局)の一例や、交信時に役立つ欧文通話表(フォネティックコード)などを網羅した実践的な内容になっている。
「体験運用マニュアル」の冒頭では、
『令和5年3月に、アマチュア無線の資格をお持ちでない方の体験運用の条件が大きく緩和され、各局が、手続きなしに、お子さんからご年配の方まで、だれにでも体験運用を行えるようになりました。※有資格者と無資格者の人間関係の制限もなくなりました。
ここでは、無資格者の方が少しでもアマチュア無線を楽しんでいただけるように、体験運用についてご案内させていただきます。
体験運用をされる方の多くは、はじめてのアマチュア無線の交信になります。すでにアマチュア無線を楽しんでいる皆さんも初めて交信をする時には、ワクワク・ドキドキしながらQSOをしたのではないでしょうか。是非、体験運用をされる方にアマチュア無線の体験運用を楽しんでいただけるよう、皆さんのご協力をお願いいたします』。
と案内している。「アマチュア無線 体験運用マニュアル」は記事下の「関連リンク」からPDF版がダウンロードできる。
●JARLが公開した「アマチュア無線 体験運用マニュアル」
JARLはこの取り組みについて、「今後もアマチュア無線を愛好されている方、興味をお持ちの方などに向けて、幅広く周知広報に努めてまいる所存です。内容についても引き続き、総務省と連携を密にしてブラッシュアップしてまいります」と述べている。
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●関連リンク:
・体験運用マニュアル「アマチュア無線の楽しをみんなで広げよう!!-体験運用でアマチュア無線を知ってもらうには!?-」(JARL
Web)
・アマチュア無線 体験運用マニュアル(JARL Web/PDF形式)