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JR-310プチレストアその13 (2023/5/4 6:05:49)
JR-310に受信モードFMを追加するためのいくつかの復調回路を試し実験した結果、わたしの場合は(手持ちの部品都合もあります。)実際に使える!となったのは、PLL方式でも、フォスターシーレでもなく、調整を含め実際のトランシーバーでのFM送信波を受信してみてでは、ワイス検波回路でした。センタータップとの巻き数比が1-2、2-3と異なったため復調が上手く出来ないのではと思いましたが、実際は問題なく調整することが出来ました。案ずるより産むが易しでした。
パターン化はEAGLE CADで行いました。LINUXのバージョンアップをしてしまった為、EAGLE
CADの設定から起動までの再設定が必要でしたが、何とか復帰させることが出来ました。
回路も簡単で調整も簡単なワイス検波回路を組み込むことにします。次はパターン化に取り掛かります。
JR-310に入れるFM復調回路が決まったので、まだ回路的には完了していませんが、DDSの局発OSC(ArduinoNANO)と一緒の基板にまとめてみました。(スケルチ回路が未実装。)
回路図を書いていて、455KHzのIFTのパーツがライブラリにないため、IFTのライブラリの作製も行ってみました。GRIDの1マスあたりの設定を細かくすると配線の位置設定がきれいに書けるようです。
Webで参考にしたURLです。
寸法は前の455KHzの中間周波トランスの資料を参考にします。単位はmmです。
アプリの初期設定での単位はinchですからmm
に変更が必要です。逆にinchに治す方法でそのまま使う事も可能ですが、日本ではmmが一般的に使用されてるのでmmが無難かと!
作製した回路用図面
シンボルとフットプリントを作製し最後に紐付け(connect)してIFTパーツが回路図とパターンが使用できるようになりました。案外と簡単に作製出来ました。
一から作製する方法以外に3Dパッケージを追加するのにCreate with package
generatorなるものがあるのですが、用意されているデバイスにIFTの形状はなかったので、作製出来ないようです。少し試しただけですので、何らかの方法があるのかもしれませんが…Hi!
455KHzのIFTが回路図で使えるようになったので、早速回路図を修正しました。JR-310用に組み込むためのArduinoNANOのバンドOSC回路と、FM復調回路(ワイス検波回路)の全回路図です。
回路図には載せてませんが、電源はJR-310のAF-AMPの6BM8のカソードからおすそ分けでLM317のDC-DC変換ユニットを使っています。これで+6V(FM復調回路用)そしてこの+6VからレギュレータICで+5V(ArduinoNANO用)です。
回路図が出来たので、パターン化です。10Kボビンの455KHzIFTのケース用の穴はライブラリ作製が初回なので、フットプリントには入れずに作製してしまいました。後日、最終完成用としてIFTケースの取り付け穴のフットパターンを追加した455KHzIFTライブラリの修正を行う予定です。IFTの下を通したパターンもあるのでパターン修正も必要となります。今回のIFTケース用の穴は、ドリルで手動で開けることにしています。
今回はArduinoNANOの未使用端子や、他のチェックの必要な箇所にテストポイントをランドの補強も兼ねて使ってみました。赤色がテストポイントです。これで未使用端子は補強することができると思います。
また、新たな機能追加スケッチでの未使用端子への配線でも使用可能なので拡張性が増します。Hi!
EAGLE
CADも復旧しました。あとは切削用アプリのCANDLEの起動を含め、各種設定し直しが残っています。ほか、FM復調回路では必要なスケルチ回路の検討、追加もしないといけません。結構やることがあります。
つづく?
execution time : 0.016 sec