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feed <10mFMの歴史からDX1SAレピーター設置まで>DX1SAグループ編「29MHzFMハンドブック1」の無料ダウンロード(87ページ/PDF版)開始 (2023/5/11 12:05:28)

29MHz帯FMモード愛好家にとってバイブル的な存在となった「29MHzFMハンドブック(116ページ/当時1,000円)」( 2020年6月5日記事 )が発行された昭和59(1984)年11月の2年前に、技術者集団だった10mFMマンたちがまとめた10mFMの歴史に始まり、フィリピンの29MHz帯FMレピーター局「DX1SA」を設置するまでの道のり、無線機改造やアンテナの技術的な記事を1冊にまとめた、同名誌の「29MHzFMハンドブック(区別するため「29MHzFMハンドブック1」としている)」が昭和57年(1982)年8月に発刊(当時750円)されている。このほど「29MHzFMハンドブック2」に続き、「29MHzFMハンドブック1」もPDF版としてインターネット上に公開され、誰でも無料でダウンロードできるようになった。

 

 

PDF版(87ページ)で無料公開された「29MHzFMハンドブック1(DX1SAグループ編)」

 

 

 

 PDF化に尽力した無線家が「JG6DMH・ふくおかNX47のブログ」で以下のように説明している。

 

 


 

 10mFMに関するあらゆるものをデジタルアーカイブしようと思いはじめ、まずは「29MHzFMハンドブック2」をPDF化させていただきました。

 

 次は、その前年に出た『29MHzFMハンドブック1』を検討、調整してきましたが、ようやく公開にたどりつけました。

 

 書名に”1”は付いていないのですが、JE6QJV監修のハンドブックが同名で出ていますので、区別のため「ハンドブック1」とさせていただきます。

 

 当初はFMモードが付いているHF機はほんの一部でした。10mFMにオンエアするためには、無線機を作ったり、業務機やCB機を改造したり、2mFM機にダウンバーターを付加したり、そこからやらなくてはならず、10mFMマンは技術者集団でした。その方法を紹介したハンドブックは、まさしくバイブル的存在であったと思います。

 

 また、レピーターというものが存在しなかった我が国において、アメリカから聞こえてくるレピーターやリモートベースの信号、そのサウンドは、夢の世界を感じさせてくれるものだったでしょう。当ハンドブックには米国レピーターの解説も掲載されています。国内では許可されないため、パイオニア精神あふれる方々の努力により、フィリピンにレピーターが設置されました。このDX1SAレピーターの開局が10mFMの人気を一気に高めたと思われます。

 

 その後我が国にもレピーター設置も認められました。10mFMでも父島や北海道、沖縄が開設されましたが、いずれも閉局、今は六甲山のみになっています。プライベートリピーターは認められない等、いろんな点で米国並みとはいかず、管理運用の難しさがあったんだろうと思いますが、実に残念ではあります。

 

 

29MHzFMの歴史に始からDX1SAを設置するまでの道のり、無線機改造やアンテナの技術的な記事が満載だ

 

 

 出版社が発行してわけではなく、編集人・発行所は「DX1SA日本事務局」となっていて、今で言う“同人誌”的な形態だが、その内容は29MHz帯FMモードを楽しむ無線家にとって、貴重な資料と言えるだろう。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<“29FM”のバイブル的存在>DX1SAグループ編/JE6QJV監修「29MHzFMハンドブック2」の無料ダウンロード(116ページ/PDF版)開始

 

 

 

●関連リンク:
・29MHzFMハンドブック1をダウンロード(PDF版)
・29MHzFMハンドブック1(DX1SAグループ編)PDF公開(JG6DMH・ふくおかNX47のブログ)

 

 

 


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