ホーム >> 無線ブログ集 >> 今時のナットを回す工具は面接触が当たり前

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link アマチュア無線局 JO1KVS アマチュア無線局 JO1KVS (2024/11/25 12:06:10)

feed 今時のナットを回す工具は面接触が当たり前 (2023/5/13 15:57:49)
ナットやボルトの六角の頭を回す時、どんな工具を使いますか?
ものすごくよく知られているのがスパナですね。平行の口が少し斜めに付いている棒状の工具。反対側が回らないように掴むのはプライヤーでしょうか。これ良くないんですよ~。
スパナはナットよりほんの少し口が広い。ジャストだとキチキチで作業にならないから。で、ナットに嵌めて力を加えるとどこがナットに当たるかと言うと、ナットの2ヵ所の角の先端です。
ここに回すための力がすべてかかります。ナットが非常に強く作られていてもこの角2ヵ所にパワーがかかるのは辛くて、やり過ぎると角が変形、なめてしまうと言う事が起きてしまいます。
そこで、プロの人たちはきっちり絞めたり、ガッチリ固まったナットを緩める時はスパナではなくメガネレンチやソケットレンチを使います。これは2ヵ所の角だけだはなく6ヵ所の角に力がかかるので3倍力が分散してなめにくいからです。ここまではもう常識。皆さんもスパナやモンキーだけで作業せずに、メガネやソケット使ってくださいね。
なんと3倍、されど3倍。やはりこれでもなめてしまう事は起きます。もっとなめにくく出来ないか、と各メーカーが開発し、今では当たり前になったのが面接触と言う機構。




メガネもソケットも、ナットの角には工具の力がかからないようにして、ナットの角の近くの面を、工具の面で押す、と言う仕組みに変わりました。面と言ってもナットの6面の面のすべてを押しているのではなくて、6ヵ所の角近くの僅かな面ですが。
スパナで最初にやり出したのはどこだろう。スパナなので2ヵ所の面ですが。スナップオンのフランクドライブと言う機構が面接触の走りだったかなぁ。本締め可能!と謳われた憧れの工具でした。
ソケットを眺めてみると、6角タイプと12角タイプがあり(メガネはほぼみんな12角)その形は角々してなくて花形のようになっていると想います。ここが面接触の技術です。
名の通ったブランドの製品ならほぼこうなっています。安物は角を面で押しますからナットやボルトの頭を壊す可能性が高い。
そんな意味でも大切なネジを守るためにも良い工具をお使いください。
最近好んで使っているのがクニペックスのプライヤーレンチ。いわゆる挟みもの。挟みものでナットを回そうとすると挟む力が負けて半端に広がりながらナットの角を削ってしまうと言う最悪の結果を招くのですが、これはそれが起きません。挟む力が回す力を上回る構造(回す力により挟む力を数倍にしている)なので力負けしてなめる事はまず起きません(逆方向には弱いので正方向のみの話)。しかもガタがゼロの状態で力をかけるので6面でなくても2面全体を2面で押すので、ガッチリ回せます。ある意味究極の面接触かも知れません。ちょっとお高い工具ですが角を痛めるモンキーより使えますよ。是非使ってみてください。

execution time : 0.017 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
81 人のユーザが現在オンラインです。 (18 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 81

もっと...