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西無線の「合法CB用外部アンテナ接続装置」NC27を使ってみた (2023/5/26 7:56:44)
懇意介護紹介するのは、西無線研究所から発売されているノイズキャンセラー「NC27」を使ってみました。
今回はその使用レポートとなります。
まあ、結果から言ってしまうと「効果有り」と言うことでした。
西無線研究所「NC27」のWebページ↓
http://www.nishimusen.co.jp/NC27M/NC27M.htm
価格やオプションの「バーアンテナ」などの製品の詳細は、上記の西無線研究所の製品ページで確信してください。
無線機は色々とそろえてみました
NC27を試してみるために、無線機やラジオを色々と用意してみました。
ご協力頂いた各局には、この場を借りて感謝致します。
用意できた無線機は以下の通り
●NTS115
●NTS115A
●CB-ONE Jr MK2
●ICB-707
●PL-660(短波ラジオ)
▲実験に使用したのは、根元にスプリングの付いた1mほどの27MHz帯用のヘリカルホイップを全ての機種で統一して使用した。おまじない程度にカウンターポイズ(5m×5本)も設置してある。
▲ちなみに、NC27を購入すると上記のダイポールアンテナと接続ケーブルが付属している。エレメントの両端にクリップが付いているので設置も簡単だ。
さて実験してみよう
アンテナを設置して実験スタートです。
1/2λのヘリカルホイップにカウンターポイズは必要なのか疑問は残りますが、とりあえず受信実験なので、問題になることもなさそうだと言うことで、各機種で実験を始めます。
▲NTS115Aでの実験風景。NTS115Aでの受信実験は、じっくりとNC27を評価したいと思い、別日で行っている。
▲NTS115での実験の様子。送信アンテナは無線機本体のものを使用する。NC27は、あくまでも受信専用なので、NC27を介して無線機の電波が送信されることはない。
▲ソニーのICB-770がベースのCB-ONE JrMK2でも受信実験を行った。
▲ICB-707デモ実験を行っている。NC27の置かれている場所に注目だ。
▲27MHz帯も受信できる短波ラジオPL-660でも実験を行った。
実験の結果は・・・
さて、実験結果をまとめてみよう。
ザックリ言うとNC27は「効果アリ」と言うことになりました。
使用するアンテナによっても違いは出てくると思いますが、Sメーターの振れが本体のアンテナを使用したときよりも大きくなる場合が多かった印象です。
しかし、受信だけをよくしても、送信は本体のロッドアアンテナを使用するので、送受信のバランスが悪くなってしまうのは否めません。
しかし、NC27はノンズキャンセラーとしても機能があるので、ノイズの追い場所で受信して、希望する局が出てきたら交信するという使い方も出来ます。
▲調整のキモは「PHASE」と書かれたツマミ。このツマミを調整すると、無線機のSメーターの振れが大きくなるポイントがある。チャンネルを変える度に調整が必要となる。
NC27を置く場所の無線機よって様々です。
基本的には無線機に付いているロッドアンテナ付近が一番効果を実感できましたが、無線機によっては、少し無線機から離れていても効果があったこともありました。
今回はポータプル機での実験でしたが、ハンディー機でも効果があると西無線のWEBページで紹介されていました。