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JR-310プチレストアその21 (2023/5/29 2:01:10)
JR-310用の第一局発用のDDS−OSC基板が出来ましたので、実機接続で確認してみました。すでにブレッドボード時に確認済みですが、基板作製後の受信機と繋いでの動作確認は初めてです。
■JR−310とのドッキングでのDDS-OSC 7MHz設定受信確認
7MHzの受信です。全く問題はありません。
第一局発用のDDS-OSCが上手く動作してくれました。次のステップはSQ回路の基板切削です。用意していたパターンを早速切削開始しました。パターンが簡単な分切削に掛かった時間は短めです。
■BOTTOM パターン切削時間:約1時間48分
■ドリル穴あけ時間:約12分
■外周切削時間:4分
■BOTTOM パターン切削後研磨実施した基板
4回切削にしましたので、ランドが結構削れずに残っています。やはり5回ぐらいにして
不要なランドが残らない様にするのも一必要の様です。不要な後処理(不要ランドを削る作業)
が減りますから!この後不要ランドを削っています。Hi!
後処理が終わり、部品を実装しました。
■半田面です。
■上から
■横から 1
■横から 2
■横から 3
■横から 4
■各基板の配線と調整実施
最初の確認はDDS-OSC基板の中のFM復調回路です。
基板単体でSQ基板とは接続せずに電源を繋ぎます。そしてIF信号線をつなぎます。FM検波出力に単純に検波信号が出てるかの確認です。確認はオシロスコープを使います。それと、IF一段のバッファー出力も出ているか確認です。次にSSG出力を受信機のアンテナ端子に繋ぎFMの信号を入れて基板上のFM検波用455KHzIFTを調整します。このとき受信機のAFアンプに検波出力を繋いで、受信音も確認します。
FM復調回路もIFバッファー出力もブレッドボードと同じで問題はありませんでした。
SQ回路とのドッキングです。調整はSQレベルの調整のみなので、オシロスコープでノイズ検出
回路を確認します。まずまず動作はOKでした。が、ドッキングでの確認で、3つほど問題が見つかり
ました。
1つはJR-310のWIDEとNARROWの切り替えで6BM8のカソード電圧が一瞬ドロップするため、ArduinoNANOにリセットがかかるという状態が起きる状態がありました。電源電圧がドロップ(瞬断的案動作)は好ましくありません。やはり、別に安定専用電源を用意するのが正解のようです。JR-310の真空管回路でのトランジスタ供給の電圧は高圧を抵抗で分圧供給なので、これは使いたくありません。
2つ目は、1とも関係があるのですが、DC−DCコンバーターを使って6BM8のカソード電圧約10Vから+6Vを得るのですが、カソード電圧からでは、+4.5Vぐらいまでしか上げれず、それ以上の電圧にはVRで調整できない状態。このためSQ回路は動作はしてるが、初段のIFアンプでのノイズレベルが少し少くなり、かろうじてSQ設定できる状態。
3つ目というか、6BM8のカソード電圧は電源投入時点では動作しないため、真空管が動作してから電圧発生するので、動作はしてくれるが、じわじわ電圧が上がるので、好ましくない動作となっている。
根本的に6BM8のカソード電圧は使えないということです。
電源用のAC-DCコンバータ(出力プラスマイナス15V)があったと思うので、これで試してみたいと思います。だめな場合はAC-DCアダプターを1個利用したいと思います。
電源はArduinoNANA用の+5V、FM検波回路用の+6V、同じくSQ回路野+6Vです。
ArduinoNANO用の電源は+5V用レギュレーターICを使っているので、ソース源としては8V以上は必要ですね。DC-DCコンバーターでの+6Vは+8V電源入力で問題なく設定出来ることを確認済みです。+15Vでの電流容量が足りるかどうかの確認になりそうです。
だいぶ形になってきましたが、電源が根本的な問題となるとは思っていませんでした。まだまだ検討は続きます。
つづく?
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