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2023年6月1日、総務省は2023年4月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2023年3月末のデータから1か月間で897局減少し、369,756局となった。コロナ禍の影響でお家時間が増えたなどして減少スピードは緩やになっていたが、再び減少数の増加傾向が見られ、▲1,000局/月以上に近づいてきた。
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アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から85か月間で66,633局減少した。
●2023年4月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 109,442局(109,692局)
・2エリア(東海管内): 47,128局(47,284局)
・3エリア(近畿管内): 44,986局(45,075局)
・4アリア(中国管内): 22,354局(22,366局)
・5エリア(四国管内): 17,073局(17,094局)
・6エリア(九州管内): 30,728局(30,792局)
・7エリア(東北管内): 38,359局(38,471局)
・8エリア(北海道管内):33,619局(33,746局)
・9エリア(北陸管内): 8,822局(8,845局)
・0エリア(信越管内): 15,080局(15,106局)
・6エリア(沖縄管内): 2,165局(2,182局)
※カッコ内の数字は2023年3月末の局数を表す
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク: 無線局統計情報(総務省)