ホーム >> 無線ブログ集 >> JR-310プチレストアその27

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link jl7gmnのblog jl7gmnのblog (2024/3/11 19:35:35)

feed JR-310プチレストアその27 (2023/6/18 0:03:46)
JR-310の第一局発のDDSの組み込みをやりました。現在のDDS回路基板は最初のFM検波回路のついた基板ですが、DDS回路のみで使うという事で、本体にまずは組み込みしてみました。新しいDDS局発回路飲みの基板パターンも既に作製してあります。機会をみて切削し、仮組み込みと入れ替えをします。
組み込んだ後は、まずは全バンドが受信できるかを最初に確認します。

ArduinoNANAOのバンド入力ポート11個ありますが、これをJR-310の局発用クリスタルのついていたロータリーSWにクリスタルの代わりに全ポートを繋ぎます。もちろん元々付いていた各バンド用の局発発振用クリスタルは全部外します。それと、28MHzと50MHz、28.5Mと50.5MHzはジャンパーされて同じ局発となるようになっていますが、ArduinoNANOの入力ポート11個でそれぞれ判断するので、ロータリーSWについている上記2つの組み合わせは必要ないので、ジャンパーワイヤーは全部取り外します。各端子は単独のバンド検出用のロータリーSWとして使います。そのための作業から開始です。

うまいことにクリスタルは一番後ろの取り外しやすいロータリーSWにつながっているので、固定している金具類をシャーシからはずして、ロータリー固定SWのホルダー金具を外すと取り外しが可能となっています。下記の金具を取り外し、次にワッシャーとスペーサーを外します。この状態でロータリーSW部分が取り外せます。

①ロータリー固定金具類の取り外し

②ロータリーSW部のとりはずし わざと錫メッキ線をつけてあるのは14MHzのマーキング代わりです。
回転部が汚れているので、清掃を兼ねて、少し磨きました。ピカールを少量綿棒につけ、端子には触らない様にリング部のみ磨きます。磨きは細い綿棒が適しています。磨き終わった後、ピカールの汚れた成分は残らないようにきれいな綿棒で拭き取ります。その後エチルアルコールで脂分を取り除きます。
③接点復活スプレー処理します。
吹付けはしてはいけません。綿棒に少量つけて、回転接点部に塗ります。本当に薄く膜がつく程度です。 DDS3

使用した細い綿棒
(太い綿棒では接点に引っかかり糸くずが絡みうまくありませんでした。)

NGな綿棒(太い綿棒)

④ロータリーSWへの配線
共通の局発用のジャンパーを外しと29.1MHzのバンドクリスタル増設用の3Pラグ板も取り外します。
その後にArduinoNANOの入力11ポートに繋ぐワイヤーをSWに配線です。ワイヤーの色は同じものがありますが、中心に常時コンタクトしている端子の左が1で右回りに次が2,3,4,5,6,7,8,9,10,11です。
バンドの対応はArduinoNANOの局発作製時のブログのスケッチのとおりです。

1:1.8MHz OR 1.9MHz
2:3.5MHz
3:7.0MHz
4:14.0MHz
5:21.0MHz
6:28.0MHz
7:28.5MHz
8:29.0MHz(元:29.1MHz)FMバンド復調用に29.0にしています。29.0-29.3MHz :FMバンド
9:50.0MHz(28.0MHz使用)
10:50.5MHz(28.5MHz使用)
11:JJY

⑤配線したバンド用ワイヤーの付いたロータリーSWをもとの場所に取り付けます。
外した逆の順番でもとに戻してゆきます。

⑥シャーシ穴から表にワイヤーを通します。
通した後にオス端子に各端子をバンド順にはんだ付けです。

⑦端子のショート防止用に熱収縮チューブ処理
一番右はアースですが、基板自体がシャーシと金具で繋がるので、わざわざロータリーSWまでのワイヤーはありません。ロータリーSW近くのシャーシアースから繋ぎます。
(各バンドのどれか1つの端子をグランドに落とすとその端子のバンドの第一局発周波数が発振する仕様です。)
DDS10
部品が取り付けありますが、使わない回路で電源は繋がらないので動作しない状態です。DDS部だけ動作します。

⑧上から見た状態
今回は電源はUSBから供給しました。動作確認で、電源部の検討実験が間に合わなかったため暫定処置です。

入力ポートの線材も引き回し箇所を定めて固定が必要ですね。AFアンプの6BM8に触っています。
DDS12

上からの全体像

⑨ArduinoNANOの局発DDS出力は水晶がロータリーSWでつながる1/2の6BL8の3極管のグリッドに接続しました。以下試した結果からです。
一応3極管部を外して、2/2の1’stMIXの6BL8の7ピン(第一グリッド)につながる局発信号注入用の2pFにダイレクトに繋いでみましたが、動作はしますが、受信信号レベルが小さくてSメーターがあまり振れない状態でNGでした。やはり局発の信号出力レベルが足りないようです。3極管部を使う本当のクリスタルの変わりのDDS接続で正常動作してくれました。

⑩各バンドの受信確認。
3.5MHz,7MHZ,14MHz,21MHz,28MHz,28.5MHz,50.0MHz,50.5MHz,WWV(15MHz)
SGを使い確認しました。WWVバンドは確認しませんでしたが、アマチュア無線の全バンドSメータも十分振れる受信調整ができました。今日は7MHzで7エリアのサービス局がとても強力に受信できました。
AMも7MHz帯の北京の日本語放送がフルスケールできれいに受信できました。ワイドではとてもきれいないい音で聞こえました。日中は21MHzも各4,5,6エリアの信号が強力に聞こえてました。最近7MHzは夜遅くまで国内局が聞こえていますね。明日あたりどこかのバンドで久々にQSOに出てみようかと思います。

明日は、JR-310用のDDS基板への配線の引き回し固定をしたいと思います。
もうすぐ明日です。笑!笑!

つづく?


execution time : 0.018 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
17 人のユーザが現在オンラインです。 (11 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 17

もっと...