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feed JR-310プチレストアその29 (2023/6/22 2:22:00)
JR-310用のFM検波回路とSQ回路基板での10mFMの受信確認ができて、DDS-局発回路と一緒にして組み込もうと思っていましたが、やはりSQのオン、オフ時のポップ音が大きく、多少不快なので、少し検討開始しました。トランジスタでのFM検波信号をノイズ信号抑圧でオン、オフする場合、トランジスタ回路のベースバイアスでのSW処理のため相当のノイズが発生してしまいます。しかも、ほとんどの自作トランジスタ回路を試した人たちもFM検波信号のオフ時の音声漏れで悩まされています。(SQが聞いている時の信号漏れ)ある自作回路ではAFアンプICの信号制御端子を利用してAF信号アンプ自体でAF信号処理する方法で解決している人もいました。他の方法はないかと、色々と探してみたところ、FETでのソース電圧によるオン、オフ回路がありました。ブレッドボードでひとまず確認です。電界効果トランジスタでの音声のオンオフです。意外と定数を選ぶとうまい具合にSQ時のポップオンが消えスケルチのストレスがなくなりました。また高域の漏れもなくなり、とても良い感じです。フレッドボードでの確認回路をトランジスタでのSQオンオフ回路パーツを全部取り外し、同じパターンを利用して、同じ基板に組込してみました。パターンに組み込んでのテストでも実験回路と同じ動作です。SQ動作がかなり改善されました。早速CAD EAGLEで回路図修正とパターン化まで行いました。

【SQ改善対策済み回路】
FETによるFM検波信号のSQ信号(H,L)でのON/OFF

【SQ回路改善済みBOTTOMパターン】
ポリゴン処理もスペース間隔も以前処理より狭くしています。

SQ回路のFM検波信号のオンオフを電界効果トランジスタ(FET)を使う選択は正解のようです。

もう一つ改善プラスアルファとして検波信号前のIF信号のノイズ信号帯域を使うSQ制御回路のバンドパスを更に選択度を上げる対応として同じ共振周波数での直列共振回路を追加し、選択度を上げる実験をしました。ネットワークアナライザでの確認では前のバンドパス(並列回路)を信号−グランド間に入れた場合より、直列共振回路を前段に入れることにより、かなり共振周波数帯域以外のIF信号成分が減衰し、目的の動作に近くなると見込んでいます。(音声や、他の変調信号でのキャリア信号処理上の影響がなくなる)パーツ単体(コイルとコンデンサ)でエアー配線上での確認です。この確認はSQ回路上には入れてますが、実際の動作確認はこれからです。SSB用フィルタ追加時も平均信号レベルが若干さがりましたからSQのバンドパス帯域が狭くなる分、レベル調整が必要となってくるかもしれません。時間を見て、基板に直列共振回路を追加し、確認をしてみたいと思います。バッファーがいるかどうかはこれからとなります。最悪、うまく行かなかった場合はジャンパー処理で対処です。Hi!
やはり、少しでも気になったことがあった場合は、改善を試みる事は、とても大切ですね!

つづく?

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