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feed カーボン釣竿アンテナと導線アンテナの比較実験をしてみました (2023/6/30 6:27:50)
毎週のFT8のQRPでの移動運用で使っているカーボン竿アンテナ、小型軽量で非常によく飛んでくれていると満足しています。

しかし、ネットをみているとカーボンの電気抵抗と接触部の容量結合(電気的につながっているものもあり)などから、「グラスファイバーポールに導線を沿わせる方がよい」という意見もあります。

Youtubeなどの実験結果をみていると、カーボン竿アンテナは高周波電流が導線にくらべて少ない(損失-3dB)とか、継ぎ目で発熱があるなどのデータがあり、「自分のアンテナは、FT8だから飛んでいるように感じているのか」という疑問を持つようになりました。

SNSでいろいろ調べてみたところ、RBNなどで比較して差はないようだというデータは見ることができましたが、短波帯での実験なので常に数dBは変化しているので決定的ではありません。

そうなると自分で確認するしかないと、同じ長さの導線のアンテナをもう1本建てて比較してみることにしました。アンテナの特性は、通常、送信と受信と同じなので受信機で切り替えることにより、3dBの差があるのであればSDRのバンドスコープで十分読み取ることができるはずです。

今回の実験結果としては、「カーボンアンテナは同じ長さの導線アンテナと同じ」という結果になりました。また、「雑音が少ないという点は分かりませんでした(近所の太陽光発電ノイズレベルには効かない?)」

実験の内容は、動画にまとめていますのでよろしければご覧ください。動画の注意事項として述べていますが、カーボン竿は製品によってカーボン含有量、編み方、樹脂の状態など大きく異なりますので、この結果はすべてのカーボン竿に適用されるものではありません(ダメなカーボン竿もあるはずです)

実験してみたことにより安心して今のカーボンアンテナが使えるようになりましたが、なぜ、損失があまりないのかは疑問として残っていますので、今後もSNSでシミュレーション解析や実験結果などを注視していきたいです。

 


あと、比較してあまりにも変化がないので、切替スイッチのアイソレーションはどうなのか気になりましたので、片側のアンテナを外したときの確認もしています。

外被も切り替えているので映り込みはないかと pic.twitter.com/DoygbnmQPz

— 7L4WVU@AKC (@7L4WVU) June 29, 2023



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