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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/5/19 17:05:31)

feed 古い車に乗るという事 (2023/7/8 11:33:18)
■新たなカテゴリ

何年か振りに新カテゴリを作りました。

もはや、 何のブログか行方不明 (笑)


このカテゴリは、息子が最初に自分の車として乗ることになった車の内容です。

BMW 330i M-sport SMG、直列6気筒3000ccのハイオク仕様のM54B30エンジン、E46、名機に入るエンジンです。しかもまさかのLハン車。


グレタさんが怒りそうな、そして実は 私も嫌いな仕様 の車です。

ちなみにアクセル開度とトルク特性はハチャメチャ。急にトルクが立ち上がります。



■古い車に乗ると言う事は…

元々、息子が欲しかったのは同じエンジン、同じ世代のコンパーチブルZ4。

ただ、コイツは危ないので絶対にダメと言ってました。


すると、ひょんな事で、知り合いからセダンを譲って貰えることに。


当然、 息子よりも1つ年上 、しかも私の嫌いな外車ですので、色々と問題は富士山並みに山積です。


ざっと見て、

ラジエーターパンク、DSCユニット故障、オイル漏れ、ステアリングラックブーツ割れ、エアコンガス漏れ、雨漏り、水温センサ故障、点火系異常、ドアミラー電格不良、ベルト寿命、ブレーキディスク摩耗etc.

どれも欧州車では極普通の故障のオンパレードです。

もちろんこのエンジン最大の強みのVANOSもどうなってるか…?


これと付き合うのが、古い車に乗ると言う事です。




■ひたすら直す

診断機もありますので、基本的にはどの修理も難しい事は有りません。

1番面倒なのはDSCユニット交換後のコーティング作業くらいです。コレはかなり特殊な作業になります。



メカ物は多少やってはいたものの、基本的には電気電子系の息子には、とても良い教材です。


・ラジエーター交換

これは見事に吹きました(笑)

熱効率の悪いエンジンですが、ラジファンは回り、水温計は正常値を示してましたが、息子が慣れない車庫入れで手間取っている時にパンクしました。

これはホント、自宅車庫で良かった…。


新品はコレ。


日本車でも長く乗られている場合は、一度外してパンパンするのはオススメ。結構砂で詰まっているもんです。



・水温センサ

一見正常値に見えますが、明らかに変。

診断機で確認すると、ラジエーター出口水温センサ故障。

(水温計は正常値なので、もう一つどっかにダブルテンプセンサはあるのかな?)


外してテスターで測っても、220kΩ〜オープンと値がすっ飛んでます。日本車、特にトヨタ、ホンダでは余り無い故障です。


これはサクッと交換。

正常品は常温で2kΩ弱(参考値)


・ベルト

Vベルトは、ヒビ割れしまくっているので交換確定。

2本とも交換です。

テンショナーは油圧式に変わってました。でもコレが逝くと大変な事になるので、念の為、確認はしておきます。


・エアコンガス

効きが悪い…。外車ですのでグラスも有りません。

ロー側のキャップを外すと、プシュプシュと漏れている音がします。

バルブが死んでます。


この場合は、フロンガスが大気開放にならない様 バルブ交換用の特殊工具 でバルブを交換します。


その後、コンプレッサーオイルとガスを補充して終わりです。圧力だけ気をつけましょう。


・ステアリングラックブーツ

これも割れますね。トヨタのFFドラシャブーツよりも破れます。

交換作業は、ロッドをひたすら回さないといけないので、体力勝負。


・パワステオイル交換
おぞましい状態でした。ATFで良いので、在庫を使いました。


・SMGポンプ
何となく嫌な予感はしますが、動いちゃいます。壊れる前にオイルだけは交換します。


■若気の至り

修理はもちろんですが、若気の至りでどうしてもやりたくなるのがチューニング。


小さな所で言えば、

・導風板

ラム圧は期待出来ませんが、気持ちは冷えます。


・ドアミラーカバー

DJデミオもオプションで付けてます。

見た目以外な〜んもご利益はありません。


・グリル交換

メッキ嫌いは親譲り。つや消しブラックへ交換です。


・ル・マンカラーのSR3セミバケ

これは、私が息子と同じ頃に買ったお下がりです。
恐ろしい事に、ヘタリや擦り切れは殆ど有りません。
新しいタイプよりもホールドが良いのが特徴です。


・ドンガラ(爆)
欧州車は、ビックリするほど雨漏りします。水を含んでカビも一部見られるので、剥がして捨ててしまいます。
コレにより、ビックリするほどうるさくなる「ドンガラ仕様」になります。
・足回りセッティング
予想外なのは、ブッシュはまだ何とか使えそうです。
ただ、息子の運転のクセもありますので、それに合わせたアライメントを合わせ込んで行きます。
これはひたすら助手席に乗って、観察して決めていきます。

足回りのセッティングは、正直一番好きなチューニングかも。




■記載事項変更
この車、18年以上の大排気量ですので、高い税金がのしかかります。
本来、 学生が乗る車では無い のですが、小さな小技を使って維持費を安くします。

その1つが、重量税。
このクルマは1520kgと、ほんの少し頑張りが足りなかったお陰で重量税ランクが2t未満の50400円になります。
通常、乗用の場合においてはプラス・マイナス100kgの増減があった場合は、変更申請が必要ですが、今回は20kg強軽量化し、記載事項変更することで、重量税ランクを1つ下げ、37800円に下げることが出来ます。

ということで、車内カーペットや、要らないアンプ、スピーカー等を外して軽量化を図り、記載事項変更を行います。

このネタは、息子が夏休みに入ったら陸運支局で計量測定検査を受け手続きしようと思いますので、また別途。


■子育ての最後
この先就職か進学かはありますが、基本的には二十歳ですので、長くて短かった子育ては終了です。

息子と並んで何かに取り組むのは、この車いじりが最後になります。
決して人様に迷惑をかけず、安全最優先で、車の楽しみを覚えてもらいたい。

それが私の最後の子育てになります。

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