無線ブログ集
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TS-811 パワーが出ないとのことでお預かりしました。

パワーは1,5Wくらいしか出ていません。

ファイナルを確認。
かかるべき電圧はかかっていました。

RFユニットに原因がありそうです。

ユニットを点検。
パターン、ハンダ不良を点検、あやしい場所には再ハンダしました。

個人で修理したか、メーカーで修理したかはわかりませんが、プリドライブのトランジスターを修理した跡があります。
ここがあやしいと見たようですが、私も同意見です。

プリドライブトランジスター
2SC2762

トランジスターテスターではhFE 55でした。

トランジスター規格表によると、
日本電気製 UHF PA hFEは20〜200とのこと。
寿命が近づいているかも知れません。

取付け場所の基板をキレイにします。

洗浄しました。
パターンの一部は剥離していました。

手持ちの部品も無く、入手は極めて困難のため再取付けしました。

コイル、トリマを調整すると、出力が11Wくらい出るようになりました。

周波数調整。

スプリアス良好。

受信感度が低下していました。
調整。

受信感度を最大に調整しました。

受信感度。
ー122,6dBm (SINAD)

受信感度スペックシール添付。

ビンテージ無線機をいたわりながら使うのは、クラシックカーを所有するように優雅な趣味です。

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