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link フリラjp フリラjp (2023/11/14 16:35:25)

feed 【JK1ZIP主催】南極観測隊「その生活と仕事」講師:小林正幸さん (2023/7/29 6:37:27)

先日の7月22日に、東京都板橋区にある「教育科学館」にて、板橋区立教育科学館アマチュア無線クラブ(JK1ZIP)主催による。
南極観測隊~その生活と仕事~、というトークイベントが開催されました。
講師は小林正幸さんです。


▲会場は板橋区立教育科学館だ。

板橋区立教育科学館のホームページです。プラネタリウムや展示室、各種教室のご案内をしています。
www.itbs-sem.jp

小林正幸さんプロフィール

小林正幸(こばやし まさゆき)さんのプロフィールを紹介します。

1955年東京生まれ 第25次、第46次南極地域観測隊に通信担当隊員として越冬し、昭和基地、みずほ基地でアマチュア無線局(8J1RL、8J1RM)を運用。
アマチュア無線(JR1FVH)は中学2年の時(14歳)以来、生涯の趣味として楽しんでいます。

2016年に南極観測隊経験者の有資格者で「南極OB会アマチュア無線クラブ」(JS1YHB)を結成、2017年に昭和基地開設60周年記念局(8J60JARE)、2018年に初代南極観測船「宗谷」建造80周年記念局(8J80JDOX)を企画、アマチュア無線を通して南極の自然や観測事業を広く紹介する等、アウトリーチ活動をしています。
帰国後は越冬経験を活かし、極地向けの無人気象観測装置のシステム設計を手掛けた。NTT、気象・環境計測機器のシステム会社を経て、現在(公財)日本無線協会試験部調査役、(公財)日本極地研究振興会理事。

第25次南極地域観測隊越冬隊=1983-1985年
第46次南極地域観測隊越冬隊=2004-2006年


▲司会進行はフリーアナウンサーの豊田美穂さん。写真はイベント前の小林さんとの打ち合わせ時に撮影。豊田さんは元NHKキャスター、アマチュア無線が趣味のYL局だ。


▲イベントを前に、小林さんとツーショット写真を撮影してるのは、40年ほど前に南極「昭和基地」との交信した経験を持つDXerの飯島OM(JF1WQC)。手に持っているのは当時発行された8J1RL(昭和基地)のQSLカード。QSLカードは南極基地内で記入するとのことで、カード自体も南極に行っており南極の空気に触れている、という情報に「おおおおおーーーーー」という声が上がった。記念撮影時に横から失礼しました。

縁の下の力持ち

イベントの紹介をする前に、イベントを陰で支えたスタッフの紹介をしたいと思います。
もちろん、紹介したフタッフ以外にも、JK1ZIPメンバーや、板橋区立教育科学館スタッフなど多くの方の力によって、今回のイベントは支えられていること事も付け加えておきます。

▲受付スタッフ。事前申込制だったので、入り口で参加者の名簿チェックを行っていた。


▲板橋区立教育科学館アマチュア無線クラブ(JK1ZIP)の会長である、植月雅文さん(JR4HCY)


▲イベント直前で会場内の最終チェックをしている松島道昌さん(JE1AOB)。講師や来場者の方達に失礼がないように、会場の隅々まで厳しいチェックの目が光る!

トークイベントスタート!

前置きはこれくらいにして、トークイベントがスタートしましたので写真を中心に紹介していきたいと思います。


▲イベントスタート!パチパチパチ~、拍手で迎えられる小林さん。


▲会場内は満席。小学生から、ベテランOMまで多くの参加者がいた。


▲小さなお友達と、大きなお友達が仲良く交流している不思議な空間。小林さんの話を聞きに来た「仲間」という共通点での対等な結びつきが面白い。

南極の石

トークイベントでは、小林さんが南極で採集した「南極の石」が披露されました。
今回披露された南極の石は2点、今では大変貴重な資料です。


▲現在では南極から「石」の持ち出しは出来ないので貴重な資料だ。

<環境保護に関する南極条約議定書>
南極条約議定書は南極の環境と生態系を包括的に保護する事を目的に、1991年採択、1998年に発効されました。
そのため、現在では南極からの石の持ち出しは出来ません。
今回、小林さんが披露された「南極の石」は第25次越冬隊(1983-1985年)で南極を訪れたときに採集した石で、今となっては大変貴重な「南極の石」です。


▲小林さんから「石は手に取って触っても、匂いを嗅いだりしてもいい」と言うことで、実際に手に取って観察している。


▲もちろん「大きなお友達」も南極の石には興味津々だ。


▲南極の石をタブレットでパシャリと撮影。


▲南極の石を観察してノートに記録している。夏休みの自由研究の課題には最適だ!


▲息子さんよりも、お父さんの方がカロリー高めで観察しているような気がする・・・


▲初めて見る南極の石に全集中。


▲お母さんと仲良く南極の石を観察している女の子。

イベントも終了、質疑応答タイム

小林さんによるトークイベントが終了して、最後は参加者からの質疑応答タイムです。
子供達からはユニークな質問があり、さすがの小林さんも想定外の質問にタジタジの様子です。


▲質問がある人~?、はいはいはい!会場のあちこちから手が上がる。


▲子供の質問から分かったのは、南極の海の氷も、潮の満ち引きの影響を受けて高さが変わることだった。会場からは「へぇー」という声が聞こえた。(質問内容はトイレの話し)


▲小林さんへの質問は、男の子だけじゃなくて、もちろん女の子からもあった。


▲質問に答える小林さん。

篤志家から無線機一式の贈呈

小林さんによるトークイベント終了後は、板橋区内にある企業の会長さんから、JK1ZIPに無線機一式の寄贈があり、贈呈式が執り行われました。
鈴木さんはJK1ZIPのアマチュア無線を通しての地域活動と、青少年の育成に対して非常に理解の深い方ということがわかります。


▲今回JK1ZIPに無線機一式を寄贈した篤志家(とくしか)の鈴木さん。


▲鈴木さんに対して、板橋区立教育科学館アマチュア無線クラブ(JK1ZIP)会長、植月OMから感謝状が贈呈された。


▲鈴木さんからの「無線機一式の寄贈」というご厚意に対して、JK1ZIP育成部リーダーの斉藤OMから、感謝の言葉が鈴木さんに伝えられた。


▲寄贈されたのは、アイコムのIC-7300(100W)とスタンドマイク、電源の3点だ。無線機を受け取ったのは、JK1ZIPでの体験運用に影響を受けて無線従事者資格を取得した子供達。

8月に「南極チャレンジ」と言うことで、JK1ZIPでは南極の昭和基地との交信を行うイベントを開催すべく、取材時はJARLに交信希望の申請を出しています。
新しい無線機で、体験運用者が南極「昭和基地」(8J1RL)と交信できるといいですね。

集合写真

最後にイベントスタッフや関係者の方達との集合写真を掲載しておきます。


▲みんなでピース  (V)o¥o(V)フォフォフォ

JK1ZIPについて

板橋区立教育科学館アマチュア無線クラブ(コールサイン:JK1ZIP)は、毎月第二・第四日曜日の午前に体験講座、午後に公開運用を行っています。
板橋区内および区外の方に広くご参加いただいており、現在、男女合わせて60名ほどのクラブ員が在籍しております(2023年6月現在)。
無線クラブへのお問い合わせは、公式ページのメールアドレスからお願い致します。

JARL登録クラブ  登録番号 10-1-101
sites.google.com


▲板橋区立教育科学館に設置されている、JK1ZIPの常設シャック。今回このシャックに、鈴木さんから寄贈されたアイコムのIC-7300が新たに設置される。


▲JK1ZIPを運用している「まいちゃん」ことJK1MAIさん。いまはPOTAの運用にアクティベーターとしてはまっているとか・・・。


▲写真手前の人物がJK1ZIPの育成部リーダーの斉藤OM、クラブメンバーは斉藤OMのことをなぜか「斉藤センセー」と呼んでいるw

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