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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/22 8:05:29)

feed SMGオイルの代替 (2023/7/31 18:48:09)

■問題児なSMG

BMWのSMG2ですが、やはりこの頃の出来は良くありません。

半クラは長く、「人よりは早い」とされるシフトチェンジにも時間はかかります。


で、とにかく何とかしたいのが、特に1速から2速へのシフトアップ時のショック。「おっ、いけねっ」と言わんばかりに、まるで 後頭部を殴られたというか、追突されたような衝撃 が走ります。


そして1番驚いたのが、停車時へ向けた減速時にマシンガンシフトダウンすると停車した瞬間にエンストする…

(爆)



元々SMGはトラブルも多く、特にポンプがいくと50万コースと言われますが、今回はポンプは回っていますし、アクチュエーターも動作してます。



全体的な症状を踏まえると、これは油圧がちょっと足りないのかも…


ということで、SMGオイルを交換します。



■SMGオイルって

基本的にはミッションオイルとは違って作動油です。

なのでパワステオイル等と兼用されているのですが…



ちと都合が悪いのは、純正指定のCHF11Sは入手性が悪く、しかもあんまり性能が良くありません。
特に、この車のSMGは床下に入っており、比較的熱ダレし易い所に搭載されてます。
なので、熱によって油圧が下がりやすくなります。

じゃあ別なオイルを…と思いますが、この純正オイルは化学合成油で、鉱物油と一切混ぜてくれんな!と有ります。

困ったちゃんです。


で、考えたのは、粘度指数が近く、しかもちょい性能良く、しかも熱ダレしにくいATFの流用。

更に、部分合成油を使います。
部分合成油で有れば、化学合成油との混合リスクも下がります。

■交換作業
これは簡単に出来ます。

ジャッキアップして、ミッションケースの脇にあるリザーブから抜きます。

↓交換前。フロント持ち上げても下限値。足りないのかも

こういったシリンジで抜き取ります。
ホントはポンプも抜いて全量交換しても良いのですが、シールを交換しないといけなくなるので、今回はリザーブタンクからの交換です。

↓抜けたのはこんな感じ。透明感はゼロ。熱かかるとこうなります。

で、今度は新油をアッパーまで入れて完了。



■試走
覚悟を決め、息子と出発。
登坂で負荷もかけたいので、「2日連続で」八方ヶ原へ。


下界はもちろん、昨日よりもずっと気温は低く、20℃!


ホントはちょっぴりトラブるかと思ってました。
が、追突のようなショック、かったるいシフトチェンジ、そしてマシンガンシフトダウン(速度が全然違う)、ましてやエンストは無し。
と、全てが解決。


自己責任ではありますが、動粘度係数や摩擦調整剤など、オイルの特徴を踏まえながら使うオイルをいじってみるのも、また面白い実験なのでした。


ちなみに、この車、
パワステオイル
ミッションオイル
SMGオイル
全部共通のオイルに交換しました。オイルの種類を増やさなくて済むのは、かなり大きなメリットです。

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