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feed 7/29-30 SummerVacation2023とPOTA (2023/8/1 16:57:58)

痛恨の撤退不甲斐なし

我が不覚の致すところ

その後はいつも通り

ライセンスフリー無線最大のイベントといっても過言ではない「SummerVacation」

今年はどうやら好天に恵まれそう。

SVでは富士山へ上がって特小臨時RPTや色々やりたいので、1日目に入山してそのまま徹夜運用しつつ2日目昼過ぎに下山するルーチン。ここ数年は天候等条件整わなかったので久しぶり感。

 

いつもは水ヶ塚駐車場に車を停めて、バスで富士宮口五合目。富士宮ルートで(場合により途中から御殿場ルートトラバース)山頂へ上がってますが、今年は相当な混雑と聞き及んでおります。

なので、未体験ゾーンの最初から御殿場ルートにて参戦致しましょう。

 

毎度の事ですが、各種無線設備や2日分の食料に加えて富士山山頂越冬装備もあり超重量級ザック。

鈍足ですがコースタイム前後では上がれる算段でした......。

SV2023前日の金曜日は無駄に有給休暇取ってたので、準備して早めの夕方家出。

八王子から大月までを高速利用して、大月からは下道で御殿場方面へ進軍。

途中、道の駅富士吉田でトイレ休憩。

19:30頃に御殿場口五合目駐車場着。

第二駐車場はまだまだ空きが沢山ですが、土曜日になると満車になる事でしょう。

駐車場からは富士山はあまりよく見えず上部のみですが、富士宮ルート上にある小屋明かりが目視出来ます。

さてPOTAでも!と思ったら何と此処はJA-0016エリア外。残念ですが夕飯食ってラジオでも聞いて過ごしましょう。

結構冷え込んでいつしか寝袋に入ってましたが、03:00過ぎに一旦起床。

04:00に出発予定でしたがうだうだして1時間繰り下げて05:00出発。

超快晴☀

容量こそ35Lですがいちいち重いものがギッチリ満載。水も大量に積載しております。縦にものーびのびです。肩に食い込む(>_<)

やっぱり朝には満車なのね。

日も出て気持ちも盛り上がってまいりました(^^)/

初めて御殿場口から富士山を望みましたが......やっぱり遥か遠いな。

協力金を払ったら記念品もらった。

裏に自分で2つのスタンプ押印。

 

うっ、、、何とも言えない景色。。。

遠い。

何よりもこれが例の「無限の景色」「砂地獄」か。

けどこの辺りはまだまだ序の口であることを後に知ります。

写真で見ると近そうですね(笑)

ダッシュで30分で着きそう。

二ツ塚(双子山)の低い方(第二丘下塚)。

こちらで無線運用も楽しそうですね。近いし。

二ツ塚(双子山)。

1時間程で行けるので良いですね。

 

振り返ると既になかなかの景色。

雲海から西方面の丹沢山地等が浮かんでます。

途中から「JA-0016 富士箱根伊豆国立公園」内へ。

 

 

背後の景色は最高なのですが...

前を見ると全く景色が変わってない。。。

次郎坊(五合五勺)。

想像以上に砂地に足を取られて体力消耗&足を使ってますが、 出発からたかがCT1時間半 、いくら重量物背負っててもこの時点で まさかCTより遅れてるとは想像もしてなかった...。実は既に2時間経過。

 

時間の経過と共に標高と気温が上がってきて雲もわき始めました。

登山道の砂地はいよいよフカフカズルズルで4歩歩いても2歩分しか進まない始末。

ましては重量物+自重でかなりのズルズル。足場全く安定せず。

雪道のように蹴り込むとその1歩は安定しますが体力消耗します。

※おそらくこの辺りで既にかなりの体力を消耗し足も使い切ってる状態だったのでしょう。

馬の背には宝永山へのハイカー。

あちらも人気で沢山ですね。

 

この辺りで430メインから

「JJ1RUI聞いてますか?、JO1GIL」

と当方を呼ぶ同志の荒い息遣い。富士宮ルートから這い上がっている さいたまKM117局

予定通り富士宮ルートから御殿場ルートへトラバースして赤岩八合館付近との由。

KMさんも思いの他時間がかかっててかなりの消耗度合いで、私の方が自分より既に上にいるだろうと想像しての連絡でしたが、

「こちらはまだ一つ目の小屋手前。荷物重く砂地獄に体力削られて想像以上に時間がかかってます、ヤバイです。」

と双方情報共有業務連絡実施。

何せこちらは富士宮ルート出発地点の五合目の標高にようやく到達して過ぎた辺り。

かなり 足を使ってしまい体力消耗も激しくペースを上げるどころか足が止まってしまう。ついでに頭痛と胃の気持ち悪さも徐々にエスカレートしてきて、あろう事かザックを下ろして休憩も度々。信じられない状況に陥ってます。

お互い山屋歴もそれなりにあるので「安全第一無理せずいきましょう」と通信終了。

バファリンプレミアムも投入、ゼリー飲料、おにぎり半分食べて再出発。

 

 

 

六合目小屋半蔵坊。(新六合目)

09:00到着予定のところを何と12:20到着という現実に愕然。

完全にソンビ化し足を使い切ってしまった実感が身に染みる。

ここまで根性で上がってくるも、頭痛と気持ち悪い感は変わらず。

思わず1本550円のコーラを2本購入。計1,100円のお支払い。

2本一気飲みしようと試みますが、1本の半分までしか喉通らず。

一服と食べ残しのおにぎり半分を無理やり腹に入れて再出発。

結局山行中はこの分割して無理やり胃に入れたおにぎり1つのみ。

十分休憩したにもかかわらず、数百メートル歩いた時点で既に足が止まる始末。

体調もありますが足を使い切ってしまうとは、もう自分の何もかもが信じられない。

 

 

歩く足場はだいぶマシになりましたが、時折現る砂地に度々足を取られて更に追い打ち消耗。

陽射しは強烈ですが流石に標高上がってきて空気はやや冷たいので心地良い。

ザック下ろして座ると爽快で至極気持ちが良いです(^^)

 

 

 

七合目、半壊している日の出館通過。

このすぐ上に営業中のわらじ館ですね。

 

直ぐ上に見えているわらじ館の直前で完全にストップ。

堪らずザック下ろして岩に座って休憩。

足を使い切ったこの状態、体調も頭痛と吐き気が増すばかり でこの重荷を背負って登っていくのは、見上げると山頂までまだ先がありCT3時間は恐らく大幅に超える。

この時点で既に16:20。

この調子で先へ進むこと自体は可能かもしれませんが、行くと間違いなく山頂運用ポイントへ到達するのは20:00か21:00にはなりそう。

足は一晩過ごせば復活して支障はないと思うが、それまでの時間は消耗し尽くして無線運用もどうなるやら。そして明日の体調もどうなるやら。山頂長時間滞在は身体への負担が大きい。

下山していくハイカーを見ながらglo一服しまくり進退を30分自問自答。

...

......

........................

痛恨の下山決意。

特小臨時RPT、山岳移動局との交信、富士山移動局との交信、そして山岳ロールコールを楽しみにしてた方々へは申し訳なさでいっぱい。苦渋の選択ではありますが此処で心が折れました。

恐らく今からの下山自体は大丈夫。下りは我が得意とするところ。仮に日没迎えてもルートと装備に問題なし。

最後にもう一服して、そうと決まればいざ下山!!

一気にハイカー達を追い抜いて大砂走りへ。

 

 

一気に駆け下りながら徐々に気温が上がるのを体感します。

周りのハイカーは足ガクガクでズリッと滑りながら限界ヨロシク頑張って歩いてます(^^;)

 

これが大砂走りかぁーー!と調子良く駆け下ってますが段々飽きてきますね(笑)

 

相変わらず馬の背には多くのハイカーが行列して歩いてますね。

ツアーかな。

 

 

日も陰ってきて富士山上部も遠くなった。

KMさんは無事に山頂で無線運用されているのだろうか等と考えながらひたすら下山。

※その後、KMさんも体調不良で御殿場口頂上から直ぐに富士宮口山頂へ周り九合五勺の小屋へ入ったと知りました。

 

 

下山完了。

...下りてきてしまった。

鳥居直前で追い抜いた若者グループから「写真お願いしても良いですか?」の申し出に快く引き受けてパシャ!

みんな良い笑顔で良い思い出になった事でしょう(^^)

 

御殿場口五合目第二駐車場へ到着し自車へ。

装備解除し身体を拭いて着替えし家への連絡完了。

私「体調悪くて途中下山してきちゃった。」

妻「あら、大丈夫?それじゃこれから休憩して家に帰ってくるのね。」

私「いや、富士山麓の仲間がいる場所へ行って明日日曜日深夜に帰る。」

妻「...結局帰ってこないのね。」

とカミさんとの仲睦まじいやり取りを終えて、スマホでTwitterみると大量のコメント!これは大変と一つ一つにリプしてから移動開始。

 

事前情報でフジリン移動隊をキャッチしてましたのでそちらへ移動開始。

連絡すると「XXXを買ってきてくれ」と小間使いも頂戴して現着。

酒池肉林を思うがまま味わい感謝感激<(_ _)>

腹パンにもなり0時頃に全員就寝。。。

けど 日曜日早朝日の出前後は ふくおかAB182局の石鎚山 と富士山山頂との恒例GWDX交信があるので、標高下がったとしてもスルーする訳にはいきません。03:00起床しこちら標高1,800m地点で西方面に睨みを効かせて市民ラジオで参戦 します。

 

 

日曜日、03:00過ぎに起床。

04:00前に外へ出て市民ラジオでチャンネルグルグル。

そしてあの富士山山頂三島岳にはさいたまKM117局が必ず布陣しているはずだ。

いつしかながのAA601局が起きて参戦。

一緒に各バンドワッチ体制確立します。

いるのか?あそこにKMさんはいるのか??

一向に誰の声も聞こえない。

ふくおかAB182局の声は聞こえずともさいたまKM117局の声は確実に聞こえるはずだ。

持てる手段を尽くしてチャンネル、発砲情報等をやり取りしますが、どうやら富士山山頂でも聞こえていないとの事。こちらも耳かっぽじって各機種ワッチするもキャリアすら感じられない。

無念也。

富士山山頂のKMさん側からも必死に石鎚山のふくおかAB182局を呼ぶも応答がないようだ。

それよりもKMさんが酸欠状態と吐き気でしゃべるのが限界を迎えようとしている。

 

その最中に八ヶ岳連峰編笠山移動のしずおかAR96局が市民ラジオでCQingされてるのでお声がけ。携帯圏外で情報がないとの事でしたのでこちらよりチャンネルをお知らせしARさんも無事GWDX参戦!

 

石鎚山と富士山、編笠山のGWDXは今回は成功ならずで終止符。

最後にKMさんへ労いのお声がけして当方も終了。

その後にしずおかAR96局さんと特小単信で交信して双方の健闘を称えて、下山帰路もお気をつけてと交信終了。

朝の無線運用が一段落したので飯じゃ飯じゃ!

昨晩から引き続き色々な食材が煮たり焼いたり炊いたり(^^)

更に AA601局がとりかわぐるぐる巻を持ってきてくれて賞味し絶品!

これ最高じゃないっすか!!

我が夏季武器。

リチュームバッテリーを背面に装着して全力全開で半日もちました。弱風にすれば1日もちますね。見た目も良くてこれおススメ。

 

 

スッカリ日も上がり気温は30度以下なのに陽射しが強くて灼熱。吹き出る汗が止まりません。定位置は無風なので風が通る場所へ椅子を持ってきてマターーーーリ(^^)/

これ最高!

 

14:00頃から片付けして15:00にながのAA601局は帰路へ。

15:30頃にはながのDF58局、やまなしFK909局撤収。

またお会いしましょう!

少し西寄りのところへ移動して独りでPOTA開始。

19:30に無線運用終了し帰路につきます。

 

林道で東側へ廻ってくると吉田ルートの小屋明かり。

きっと沢山のハイカーがいるんでしょうね。

 

帰りは道志みちでALL下道帰宅と相成りました。

 

~後記~

今年のSummerVacationは想定外の事態となりました。

富士山寝ずの番運用、何度も何度もやってますがその辛さはよく承知してます。その為に何が必要でどういう装備が良いかは把握して準備もしています。それでも今回は途中撤退の憂き目にあいました。

今年の敗因は以下の通り。

 

超重量物と化したザック を背負って 富士山最長ルートで砂地獄の御殿場ルートを選択したミス 。何よりも 序盤の砂地獄で体力消耗し足を使い切ってしまった。

体調不良(頭痛、吐き気)を登山途中でリカバリ出来なかった。 これも序盤で体力消耗してしまい余裕喪失が原因。

・スケジュールや時間的余裕はかなり取って問題なかったが、その 想定を遥かに超える状態 に陥ってしまった。

・そして加齢による体力低下...

 

大荷物で御殿場ルートは避けるべきでしたね。さいたまKM117局が事前に通常装備で御殿場ルートを歩いて「重量物の時はここはない」と言われてた事を実証する事になってしまいました。

次回以降、重量物運搬業務ではこれまで通り富士宮ルートで上がる事にしましょう。混雑してても。

最後に。

期待して頂いた皆さま今回はスミマセンでした<(_ _)>

 

2023年07月29日~30日

 

交信頂きました皆様ありがとうございました。

 

    SummerVacation2023

ひょうごAB337局 DCR M5/M5

さいたまKM117局 CB 59/59 富士山三島岳

しずおかAR96局 CB 55/55 編笠山

わかやまRB27局 CB 53/53

しずおかAR96局 特小単信 M5/M5 編笠山

ふくしまFD55局 CB 59/59 富士山白山岳

ふくしまSP302局 特小単信 M5/M5 富士山白山岳

さいたまMS118局 CB 53/53

ながのAE120局 DCR M5/M5 霧ヶ峰

やまなしAB98局 特小単信 M5/M5

 

    POTA JA-0016 富士箱根伊豆国立公園

7/29

0.7m FM 2qso

2m CW 2qso

40m CW 10qso

7/30

40m CW 11qsp

80m CW 1qso

40m FT8 36qso

80m FT8 6qso

 

 

 


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