無線ブログ集
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ICB-870 音が小さいとのことです。

ケースにはICB-87Rの記載。

銘板にもICB-87Rの記載。

アンテナもICB-87Rのものです。

ケースを開いてみると、ICB-87RのケースのなかにICB-870が入っている状態でした。
まさかオーナー様もそのような個体を入手したとは思わなでしょうが、現実です。
よって、表題はICB-870とすることとしました。

ケースを開くとネジが1個出てきました。

外れたネジはアンテナネジです。
まともな送・受信は出来ず、ノイズも聞こえないため受信音が小さくなるわけです。

アンテナロックに違和感があり分解してみると、

ワッシャーを入れる順番が間違っていました。

ワッシャーはここに入れなくてはいけませんが、ロック機構側に入れてありました。
スムーズさが無くなり、ロックが渋くなります

ロック機構OKです。

パターンを修復した跡がありました。

シルバー色のペンキを塗ったようなので、導通を確認したところ絶縁はOKでした。

スピーカーケーブルが長いものに交換されています。
メンテナンス性を向上させたものと思います。

電解コンデンサーが未交換のためオール交換しました。


周波数。
27,144Mhz

出力 0,5W

スプリアスの状態。

受信感度を最大に調整しました。

受信感度 ー124,0dBm

ICB-87Rの長いアンテナに対して無調整だったアンテナローディングコイル。
最大に調整しました。

ビンテージ無線機は、何らかの事情で破損した場合に交換部品を入手するのも難しいです。
互換が出来るものを使うしかない(今回は外ケース)のが現実ですね。

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