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【ハムフェア2023】<デジ簡と無線アプリに対応>アルインコ、82ch実装の351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)「DR-DPM62W」を開発発表 (2023/8/19 9:00:57)
アルインコ株式会社電子事業部は2023年8月19日、「ハムフェア2023」会場で351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の新製品で増波82ch対応(さらに上空用15chは受信対応)の車載・固定局用トランシーバー「DR-DPM62W」を開発中であることを発表した。アルインコのアプリ無線「Air-InCom(エアーインカム)」での通信と、新割当ての82ch分のデジタル簡易無線運用を可能にし、直接電波が届くところはデジタル簡易無線で、圏外エリアは本機とBluetoothでぺアリングしたスマホを使うアプリ無線で、どちらも無線機のハンドマイクのPTT操作で通話できるという。価格はオープン、発売時期は未定。
アルインコが開発発表した、増波82ch対応の車載・固定局用トランシーバー「DR-DPM62W」
アルインコ株式会社電子事業部の発表から抜粋で紹介する。
デジ簡と無線アプリ、この1台でどちらにも対応、ゲートウエイ機能も搭載!
デジタル簡易無線登録局 82ch対応
DR-DPM62W
アルインコ株式会社ではUHF・351MHz帯デジタル簡易無線登録局、82ch対応の5W出力 車載・固定局用トランシーバー「DR-DPM62W」を開発中です。DR-0PM62Wはアルインコのアプリ無線「Air-InCom」での通信と、新割当ての82ch分の簡易無線連用を可能にした、大好評のDR-DPM60シリーズの新たな進化系です。直接電波が届くところは従来の簡易無線、圏外エリアは本機とBluetoothでぺアリングしたスマホを使うアプリ無線、どちらも無線機のハンドマイクのPTT操作で通話できます。
予め設定してお<ことで音声を簡易無線とアプリ無線に一度に送信でき、もちろんスマホに着信する通常の電話呼び出しも応答できます。ハンドマイクを使うので運転中でも道交法に違反することはありません。
アルインコ独自の秘話コード、設定内容を知らせる音声ガイダンス、送受通話録音、周りの騒音を減らすDSPのノイズ抑制など便利な機能は従来のM60シリーズのものを全て継承しています。ボディもM60シリーズを踏襲、1DINに収まるサイズでフロントパネルはセパレート方式、DCケーブルもT型ソケットですから既存のブラケットやケーブルをそのまま使った設置がしやすく、電源周りは12V/24V対応とACCラインに連動させる自動電源オンオフを採用して、業務用車両や船舶でも導入は容易です。またボディこそ防水性はありませんが、オプションのEMS-500/501防水スピーカーマイクが使えるので濡れた手でもマイクが握れます。
さらに新しく提供する無線アプリ「Air-InCom.Lite」は、個人1人からでもご契約が可能になりました。無線のチャンネルに見立てたエアーインカムの会議室をたくさん作り、そのチャンネルに自由に入って通話するイメージです。チャンネルで待ち受けする他人に通話が聞かれるのも無線と同じですが、オプションのシークレットチャンネルを契約すれば他人が入れないチャンネルで通話ができます。
アプリ無線の説明パネルより
<特徴>
★新割り当ての3Tチャンネルにも対応の82ch仕様。出力はパワフルな5W、意外に良<飛ぶ2W、近距離用1Wの切り替え式。
★従来の他社互換秘話コードに加えて弊社独自の秘話キーを追加、M60/S70シリーズだけでしか通話できない高セキュリティ秘話を実現(従来コード32,767+強化キー491,505=524,272通り)。アプリ無線の通話は携帯電話同様、傍受不可能。
★金属製の頑丈なボディはフロントセパレーション方式で1DINに収まるサイズ、ブラケットとDCケーブルはV/UHF FMアマチュア無線車載機のものを共用でき、基地局なら別売EDS-34を使ってフロントとメインユニットを100mまで離しての設置も可能。
★防水スピーカーマイクEMS-500(カールコード約0.5m)またはEMS-501(ストレートコード5m)は付属のEMS-61と併用でき、Bluetoothユニットはフロントパネルに実装、障書物が無ければスマホから10m程度まで離れても通話が可能。
★受信音均一化(AGC)、低音・高音域抑制、秘話設定時でも秘話無し信号を受信させる対象外信号選択、受信信号強度低下通知、受信音量固定など、受信にもこだわりのカスタマイズが可能。
★ch番号、受信音レベルのほか「キーロック中です」「緊急、緊急」等の案内もできる多彩な和文音声ガイダンス。
★バックライトが7色から選択できる、大きく見やすいドットマトリックスの日本語液晶表示。
★車両横転、車内温度等、各種アラームに応用できるショックセンサーと温度センサー(設定範囲:-20~60℃)。
★大音量2W(EMS-500/501は800mW)のオーディオ出力、一般と拡張の2段階セットモード、親子通信(子機間通話禁止)、200名の個別呼び出しと10個のグループ呼び出し、PTTホールド、スキャン機能、Sメーター、警報音と警報動作の詳細設定など多彩な機能を満載。
★12V/24V環境にそのまま対応、ACC入力を感知して自動でオンオフの便利な電源仕様。
★約35分の通信録音機能とプリセットされた4種類のテキストを送信できるショートメッセージ
<定格>
・送受信周波数:
351.20000~351.63125MHz(ch01~ch70)/351.03125~351.10000MHz(ch71~ch82)※上空15chは受信のみ可能
・通信仕様: 4値FSK(F1E/F1D/F1C/F1F)/コーデック AMBE+2
・通信方式: 単信(プレストーク)
・送信出力: 5W/2W/1W(偏差:+20%、-50% / アンテナインピーダンス50Ω)
・受信感度: -3dBμVemf以下(BER1x10-2)@13.8V DC
・受信方式: ダブルスーパーへテロダイン
・低周波出力(最大時): 本体または外部スピーカー接続時 2W以上/スピーカーマイク接続時 0.8W以上
・定格電圧: 13.8V±10%または26.4V±10%
・消費電流:
1.7A以下(送信時5W)/800mA以下(受信時)/500mA以下(待ち受け時)/40mA以下(電源オフ時の待機電流:ACC使用時のオフ5mA)
・使用温度範囲: -20℃~+60℃
・寸法と質量: 140.0W×40.0H×178Dmm、約1.2kg(マイク含み、ブラケット除く)
・アンテナコネクター: MJ型(アンテナインピーダンス 50Ω)
アプリ無線 Air-InCom Liteはアルインコのアマチュア無線機でも使用可能。オプションの「アプリ無線対応モービルマイク EMS-938W」(Bluetooth搭載)が新登場した
●関連リンク:
・アルインコ株式会社電子事業部
・アプリ無線 エアーインカム(アルインコ)
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