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TH-77 パワーが出ない (2023/9/2 10:45:07)
TH-77 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
分解。
電解コンデンサーが劣化して液漏れしています。
144Mhzユニット。
劣化した電解コンデンサーを交換します。
コンデンサーを取外し。
機能していない状態です。
基板を洗浄しました。
パターンの腐食もまだ大丈夫なようです。
コンデンサーを交換しまし。
144Mhzユニットを取外しました。
この下には430Mhzユニットがあります。
430Mhzユニット。
電解コンデンサーが劣化しています。
コンデンサーを取外しました。
機能していない状態です。
コンデンサーを交換しました。
背が高いので倒して取付けました。
コントロールユニット。
電解コンデンサーが劣化しています。
コンデンサーを取外し、基板を洗浄しました。
フィルム基板のパターンはハンダの熱に弱く、腐食が進がすすむと剥がれてしまいます。
失われたパターンへのハンダ付けはできないので、細線を取付けました。
付近のパターンに配線しました。
電解コンデンサーを予備修理で交換しました。
パワーが出ない原因。
コントロールユニットのAVRトランジスターが不良であることがわかりました。
Q8 2SB1182
2SB1182 交換しました。
コントロールユニット。
フィルム基板
ボリューム部分の電解コンデンサーを交換しました。
操作ボタンの導電ゴムを洗浄。
ボタン接点を洗浄しました。
一度外したものは、出来ることをやっておきます。
測定と調整。
周波数調整。
出力 144Mhz 5W
430Mhz パワーモジュールが不良です。
残念ながら手持ちが無く、十分なパワーが回復しませんでした。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
微弱なパワーは出ているので、自動車の前と後ろくらいであれば通話が出来ると思います。
受信感度。
145Mhz ー123,3dBm (SINAD)
433Mhz ー123,0dBm (SINAD)
交換部品。
デュアルバンドハンディー機では人気があった無線機です。
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