ホーム >> 無線ブログ集 >> 【e46】ロード・オブ・ザ・リング的、DSC換装記

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/22 6:35:35)

feed 【e46】ロード・オブ・ザ・リング的、DSC換装記 (2023/10/9 19:29:24)

■e46と言えば

と言うか、日本車以外は何でも良く壊れますが(笑)

e46の( 無数にある )泣き所の1つ、DSCをようやく修理しました。


これは前のオーナーから譲って貰った時から故障しており、直さないと危ないのはもちろん、車検も通りません。



しかも、これをDラーで新品交換修理すると

50万円以上かかる!

と言うアホみたいな故障です。


なので、当然自分で直します。



■息子と2人で

流石にブレーキシステムなので、初心者には怖すぎます。休みの日に一緒に作業開始です。


右ハンドル車であれば、DSCユニットは超楽に交換出来ますが、これは左ハンドル車。
マスターシリンダーの下、しかもリレーBOXやブレーキ配管等、ありとあらゆる物が邪魔です。


DME(ECU)から何から、周辺の作業スペースをひたすら作ります。

そして最後はDSC。
故障しているのはユニット(基板側)ですので、アクチュエータ部を外さずにユニットのみをバラしていきます。

しか〜し、コレまたクソ設計で、ステーがユニットの下で固定されており、道具が入りません。
幸いピンタイプだったので、バールでユニットを少し持ち上げ、ユニットを分解、知恵の輪状態で外しました。

もう、この辺は必死なので写真を撮る所ではありません。

無理しているので手は傷だらけ…
ようやく交換が終わり、元に戻していきます。

外したユニットはコレ(アクチュエータとモーターは現車とは別です)

作業は上手くいき、交換したユニットもOK。
交換したユニットは中古品なので、前の車両のVINコードだけが残り、エラーを吐きます。

ここからはVINコードのコーディング作業。
しかし、これがなかなか上手く行きません。

INPA、winFKP、tool set32、ISTA/Pと試しますが、書き換わってくれません。
無論、書き込みエラーも出ません。

さぁ〜ハマりました。


■やってみると事故は起こる
頭を冷やすべく一旦放置。
その間に息子は諦めずにチャレンジし続けてました。

しかし、事故は起こった…。

会社にいた私にLINEで、「積んだ」と。
そう、見事に不動車になったのです。

結果としては、L6のエンジンにL4のソフトを書き込んでしまった様で、ソフトの書き直しついでに新しいVerを書き込んだ所、エンジンの調子が良くなったそうで…。

息子曰く、
「綺麗に回るようになった」
「アイドリングが下がった」
「SMGのブリッピングがちゃんとするようになった」
等など、まるでオカルトグッズでも付けたかの様です(笑)

嘘だろと思いながらも走ってみましたが、確かにあからさまに違います。どうも、色々変更されたのに加え、各センサ類もCALを取り直した事でご機嫌になったと思われます。


■最後はDラー頼み
何をどうやっても書き変わらないので、諦めてディーラーへ「もしもし」。
フロントでは、「ブレーキパッドの消耗で〜」と始まりましたが、
「いや、そんなに単純では無く、斯々然々〜」…フロントはパンク、メカニックにチェンジです。

ようやくやって欲しい事を伝え、飛び込みで見てもらえる事になりました。

息子が独り、恐る恐る「初めてのディーラー」で、ド緊張。
「コーヒーとお菓子が出てきた」等、事細かにレポートをLINEしてきます(笑)

待つこと1時間。

結果、後日対応!

理由は、既に駄目になって外してあったナビが無いせいで書き換え出来ないとの事。
もはや謎。

その答えには「ちと?」ですが、経験豊富なメカニックが言うならそうでしょう。


■後日、エアバッグリコールと共に
この車もタカタのエアバッグリコール対象車で、運転席と助手席2つを交換せねばなりません。
それに合わせVINコード書き換え作業リベンジをしてもらいました。

作業は朝イチから閉店直前までの丸一日。
そして、引き取りに行った時はメカニックが出てきてくれました。

結果は…
↑書いて無いけど、DSCは出来ず(社外品じゃね~し…)

まさかの対応不能でした!
しかも理由不明。(DMEは書き換わるとの事)

さぁ、積みました。
老舗ツールを始め、ディーラーツール(ISTA)でダメとなると、 ここからは、大人の世界。


今日は丁度三連休で、しかも朝から雨。
息子のみならず、Dラーからのバトンタッチです。


ソフトウェアの問題ですので、こちらもド専門です。
本気モードでゴニョゴニョやること30分。
無事に書き換えが出来ました。

ソフトは、家の中で出来る仕事ですので楽〜。
↑無事に警告灯は消えました!
これにてDSC復活!Mスポーツのスポーツモードも復活!


■最後の作業
あとは、ブレーキフルードをレース用のものに入れ換え、アクチュエーター内部も含めてきっちりエア抜きすれば終わり。

ECUは専門ではありますが、今回はちとハマりました。
こんな事もあるのか?と、気持ち良く勉強になった機会なのでした。


■余談
息子が楽しみにしていたのが、DSCが死んでいたことにより、SMG2のスポーツモードが共死していたこと。
これが直ったので、SMG2の半クラが短くなる事を期待していた様ですが、思いの外、速くはならなかったようです。それでも、マニュアルなんかより、SMGの変速の方が速いので十分かと。

まっ、セッティング出来るけどね…。


と言う事で、凄く長い長い修理でした。

次は、安全に走れる足のセッティング。
全長調整式の車高調とアライメントのセッティングを、まずは机上計算で出したいと思います。

execution time : 0.022 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
134 人のユーザが現在オンラインです。 (40 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 134

もっと...