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link 7L4WVU 自作アマチュア無線局 7L4WVU 自作アマチュア無線局 (2024/11/22 13:35:31)

feed ベランダ設置の7MHz用ロッドアンテナの実験 (2023/10/12 10:03:48)
マンション(4F)で7MHzの運用をしたかったのですが、釣竿のような長いものを出すことができません。これまでMLAやLW+チューナなどベランダで試してみたのですが建物の鉄筋が影響しているようで上手くいきませんでした。

やはりアンテナは外に出さないといけないと思い、許容値である長さ2m弱のロッドアンテナを使ってラジアル線の貼り方を変えて実験してみました。

①アンテナとマッチング
2m程度のロッドアンテナで7MHzを運用するということで思いつくのはGAWANTです。マッチングも簡単に取れますが、アンテナ長が短いためそのままだと殆ど飛びは期待できません。私は自宅で短波放送を聴くときにGAWANTと同じようなものを自作して使っていますが、アースの取り方で大きく感度が上昇することに気が付きました。周波数にもよりますが低い周波数ではHFアンテナの外被などをアース接続すると10~20dB程度感度が上がりますので、ラジアル線を工夫すれば同じように交信に使えるのではないかと考えました。


②マッチングBOXの製作
回路は、GAWANTなどと同じです。GAWANTも特別な回路ではなくSOTAなどで使われているEFHWチューナと同じ回路なのでネットなども参考にしてください。私が作ったのは、T68-2に19回巻いたもの(2次コイルは2~4回要調整)です。アース端子が必要なので追加しています。

IMG_7614


③予備実験
東京の自宅(木造2階建て)の2階ベランダに設置して、いつも移動で使っているカーボン釣竿(6m)アンテナと7MHzで受信比較してみました(ラジアル線は共に10m長で庭に垂直に垂らして展開しています)。この状態で受信比較してみたところ。。。ん?ロッドアンテナの方が少し強く入感するではないですか(スイッチが逆になっているのではと思い確認しましたがあっていました。不思議ですが原因不明)。試しにいつものWVU604Fを使って交信してみましたが結構呼ばれるので十分使えるようです

説明2
タイトルなし



④鉄筋マンションでの設置環境
アンテナを大阪の鉄筋マンションのベランダに設置してみました。物干し用の支柱に横に出しています。ラジアル(10m長)は7mくらいを横に展開、余った線は床に垂らした状態です

説明

この状態で運用してみたところ結構飛んでいるようで10局くらい簡単に交信できました。これまで使ったアンテナと比べると十分使えるようです。


⑤ラジアルの比較実験
先の写真の水平ラジアル線と、アースを鉄筋に接続した場合、そして何もつけない場合(GAWANTの動作)を比較してみました。7MHzは国内交信でも結構コンディションの変化がありますので朝9時と11時の2回実施しました。

下の写真は、7MHzのFT8で0.2Wで大阪市内からCQを出してPSKRで受信されたものを見たものです。平日の9時、11時ということもあり交信されている局は少ないようでした。

図の左がアースを鉄筋に接地した場合、右が水平ラジアル線によるものです。なお、アースに何も接続しない場合はどこにも受信されていませんでした。これを見る限りラジアル線の効果はあるようです。

このアンテナはコンパクトなのでPOTAなどの移動でも使いたいところです。ラジアルを地面に這わせた場合など実用になるのかは今後実験する予定です。


ラジアル比較9時

ラジアル比較11時










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