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何故か突然、Arduino IDE で Sketch を Upload したら M5Core2 が再起動を繰り返して立ち上がらくなってしまった (2023/11/3 16:23:00)
つい先日までは、Windows x64 Arduino IDE 2.2.1 で M5Core2 に正常に Sketch を Upload 出来ていたのだが。
Arduino IDE 2.2.1 を再インストールして再設定していたら何故か突然、
M5Core2 に Sketch を Upload したら M5Core
が再起動を繰り返してしまって、正常に立ち上がらくなってしまった。
症状
IDE の Output
ウィンドウでは
: :
Writing at 0x00171e3d... (100 %)
Wrote 1453808 bytes (871259 compressed) at 0x00010000 in 13.7 seconds (effective 848.0 kbit/s)...
Hash of data verified.
Leaving...
Hard resetting via RTS pin...
と正常に書き込めたように表示されるのだが。
M5Core2 が正常に起動しない。
Arduino IDE のシリアルモニターを確認すると。
M5Core2 initializing...axp: vbus limit off
axp: gpio1 init
axp: gpio2 init
axp: rtc battery charging enabled
axp: esp32 power voltage was set to 3.35v
axp: lcd backlight voltage was set to 2.80v
axp: lcd logic and sdcard voltage preset to 3.3v
axp: vibrator voltage preset to 2v
touch: FT6336 ready (fw id 0x11 rel 1, lib 0x3008)
のような起動時のログメッセージが延々と繰り返し出力されている。
再起動を繰り返して立ち上がれないようである。
ググってみても、私の場合に該当するような情報は見当たらず。
Arduino IDE のアンインストールと再インストールを繰り返してみるなど、
いろいろやってみるが症状は改善せず。
原因
正常に M5Core2 に書き込める、もう一つの PC にインストールされている Arduino IDE
と設定を見比べていると。
使用している BOARD MANAGER の M5Stack by M5Stack
のバージョンに違いが有った。
- 2.0.7 正常
- 2.0.8 再起動を繰り返す
そこで、BOARD MANAGER のバージョンを 2.0.8 -> 2.0.7 にダウングレードしたら正常に戻せた。
しかし、この作業の最中に指定している使用 BOARD にも、
- M5Stack-Core2
- M5Core2
BOARD MANAGER バージョン 2.0.7 では M5Stack-Core2 しかないのだが、
2.0.8 では M5Stack-Core2 と M5Core2 の2種類が選択可能となっており。
再起動を繰り返していた時は、
M5Core2 を使っていた。
試しに BOARD
MANAGER M5Stack by M5Stack のバージョンを現時点で最新の 2.0.8 に戻して、
使用 BOARD
に M5Stack-Core2 を指定してやると、正常に書き込めるように戻った。
という事で M5Core2 を書き込む時には、
BOARD の指定に BOARD
MANAGER M5Stack by M5Stack 2.0.8 で追加されている
M5Core2
を指定すると正常に書き込めず、
必ず M5Stack-Core2 を選択しないといけない。
というオチでした。
もし、Arduino IDE で M5Core2
に正常に書き込めずに再起動を繰り返す場合は、
BOARD 指定が M5Core2 ではなく M5Stack-Core2
になっているかもご確認ください。
execution time : 0.016 sec