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JARLのチカラ(JARL渡島檜山支部「ハムの集い」に寄せて) (2023/11/19 13:00:00)
2023年11月19日(日)にJARL渡島檜山支部「ハムの集い」が開催され、同時に「渡島檜山支部報51号」が発行されました。渡島檜山支部の支部報はとても充実しています。是非ご覧ください。
渡島檜山支部報のダウンロードページ https://ohs.jarl.pro/page-988/
渡島檜山支部報51号
https://ohs.jarl.pro/wp-content/uploads/2023/11/渡島檜山支部報第51号_第2版(PDF版).pdf
JL8LGW 船水明支部長のお取りはからいで、私のメッセージも掲載して頂きました。支部長のお許しを頂き、このブログにも転載させていただきます。
JARLのチカラ
渡島檜山支部「ハムの集い」開催、そして、「北海道8支部発足50周年」おめでとうございます。私は理事ではなく参与なのですが、船水支部⾧のお取りはからいでこの文章を書かせて頂きました。貴重な機会をありがとうございます。
さて、皆さまご存じのとおり、本年6月の定時社員総会直前に、前会⾧・JG1KTC髙尾義則氏が突如としてJARL執行部を去り、新たにJA5SUD森田耕司氏が会⾧に就任されました。この体制変更の背景には、JA8ATG原恒夫副会⾧、JA8DKJ三井武理事、JH8HLU正村琢磨北海道地方本部⾧のご英断がありました。心から敬意を表します。
私は、ここ数年、髙尾前会⾧を頂点とする執行部によるJARL運営の問題点を、社員総会やブログ、Twitter等で指摘して参りました。前会⾧の最大の問題は、会員を「味方」と「敵」に分けて分断を引き起こし、JARLとアマチュア無線界をよくしたいと協力を申し出ていた人を排除し、JARLの発展を阻害してきたことにあります。その髙尾氏は、会⾧就任7年目にしてようやくJARLの執行部から去りました。ですが、これで自動的にJARLがよくなるわけではありません。改革の出発点に立ったということでしかないと思います。
会⾧が解職されるという、JARL史上初、前代未聞の危機にあって、火中の栗を拾われた森田新会⾧には、一会員として心からの感謝しかありません。森田さんは誠実で信用できる方であり、会⾧就任後、JARLが抱える数多くの問題に丁寧に取り組み、文字どおり休みなく、毎週のように東奔西走されています。森田新会⾧のもと、理事・社員だけでなく、アマチュア無線家みなが一丸となって、無線趣味の世界が少しでも良くなるよう、ひとりひとりの力を合わせることが必要だと思います。
何も、難しいことではありません。「私なんて、本部や地方組織の役職なんかできないよ」と思っていらっしゃいませんか?役職に就かなくても、友だちを誘って行事に参加するとか、ひとりでいる人に声をかけるとか、役職の方に「いつもありがとう」とお礼をいうとか、ちょっとものを運ぶのを手伝うとか、そういう小さな積み重ねが、JARLを支え、JARLのチカラになっていきます。「バンド内がすいている」「出てる人が少ない」と思ったことはありませんか?アマチュア無線は、CQを出す人がいないと成り立たない趣味です。CQを出すことも、お空を活性化し、アマチュア無線界が前進する力になるのです。
約30年前に札幌に住んでいた私にとって、北海道は第二の故郷、懐かしい思い出の宝庫です。9月の第7回北海道ハムフェアにお邪魔し、札幌の再訪は実現できたのですが、道南地区にはとてもご無沙汰しています。今回は残念ながら参加がかないませんでしたが、いつか貴支部を再訪し、透き通った「イカ刺し」を堪能するのが夢です。
(2023-11-26 記)