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feed <ピークは15日の午前4時頃>MS(流星散乱)通信体験のチャンス! 12月13日(水)夜から15日(木)は「ふたご座流星群」の出現が増大 (2023/12/12 11:30:37)

年間三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」の出現が増大する時期となった。2023年12月13日(水)夜から増え始め、15日(金)の午前4時頃に極大を迎え、活発な状態は15日夜まで続く見込みだ。ふたご座流星群は条件がよい年なら1時間に40個前後、一晩で500個近く観測できる。この機会にVHF帯での流星散乱による遠距離通信や、FM放送のDX受信にも挑戦してはいかがだろうか。

 

 

流星でVHF帯の遠距離通信ができる場合がある。 photo:(C)creative commons

流星でVHF帯の遠距離通信ができる場合がある。 photo:(C)creative commons

 

 

「流星散乱通信(Meteor Scatter、MS)」は「流星バースト通信」とも呼ばれ、流星が大気圏に突入して発光した際、周辺の大気が一時的に「電離層」のような高密度の電子層を形成。これがVHF帯の電波を反射(散乱)させて通信ができることを利用したもの。ただし持続時間は数秒程度(長くても十数秒)と非常に短いので、お互いの運用周波数の事前確認や短い交信が基本となる。

 

 アマチュア無線の場合、流星散乱通信は、おもに50MHz帯で実験が行われている(最近は50.260MHzでMSに特化したデジタル通信のMSK144モード=WSJT-Xに装備=も利用されている)。交信は難しくても、外部アンテナを接続した受信機を用意し、全国各地に設置された50MHz帯ビーコンの周波数のほか、遠距離(1,000km前後離れた地点が良い)に位置するFMラジオ局、FM補完放送の周波数(90~100MHz)をモニターしてみると、流星に合わせて信号が一瞬聞こえてくることがある。このチャンスにぜひ試してみてはいかがだろうか。

 

 今回の2023年ふたご座流星群は、ピークが15日午前4時頃と予測されている。今年は月明かりの影響もないことから12月14日夜から15日明け方にかけて多くの流星を目視観察できそうだが、電波観測なら天候に左右されることもない。「流星電波観測国際プロジェクト」のWebサイトでは、「2023年ふたご座流星群の日本における流星電波観測の観測条件は“良好”です」と解説している。

 

 ふたご座流星群の観測や、流星の電波観測に役立つサイトを下記関連リンクにまとめておこう。

 

 

●関連リンク:
・流星バースト通信(Wikipedia)
・流星電波観測国際プロジェクト
2023年ふたご座流星群の観測条件(流星電波観測国際プロジェクト)
2023年ふたご座流星群電波観測速報(流星電波観測国際プロジェクト)
・特集 2023年ふたご座流星群(AstroArts)
・ふたご座流星群が極大 2023年12月(国立天文台)
・国内専用6mリアルタイム掲示板2
・でんぱでーた on Web

 

 

 

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