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IC-705 軽量ジャケット (2023/12/18 13:12:05)
先日、IC-705用の外部キーパッド、それに組み合わせるエレキーパドルを試作しましたが、その後じっと眺めていたら、本体全体を覆うケースができないかな?!と思い始めました。
サイトでは、金属で作成された格好いいケースが販売されているのが散見されていました。
あらためて検索すると、いくつかあって、一番目にするのはWINDCAMPのものです。おそらく、アルミの削りもので作られており非常にしっかりしています。しかし、値段は結構高いです。
出所は同じではないと記載されていますが、それらを研究して作られた某〇Qオームさんからも販売されるようです。しかし、値段はさらに高くなっています。重量も、530gとなっています。
非常に参考になり、ヘビーデューティとしては良いものの、当局的には、せっかくコンパクトで軽量である本体がもったいなく思えてきました。
もっとスリムで、軽量な物が作れないかと検討してみました。もちろん、3Dプリンタを使用してです。
残念ながら、当局保有の3Dプリンタでは、IC-705本体を覆うような大きさのものは製作できません。
分割しての組み合わせになります。
一方で、日本サイトではほとんど見かけませんが、3Dプリンタのサンプルサイトにはきっとあるだろうと思って探してみました。
やはりあります。ケースやスタンドなど多くが投稿されています。
https://www.yeggi.com/q/icom+ic+705/
残念ながら、一体で出力されているものが殆どで、そのまま使えるものは見つけられなかったのと、今一つスリムでないものばかりなので、これらを参考に、自分で作ってみることにしました。
ICOMのサイトには、カスタムパーツの製作が可能なように、IC-705本体の3Dデータが公開されていますが、それをどう活用できるのかよくわかっていないため、現物をノギスで計測しながら試行錯誤で作ってみました。
それでとりあえず出来あがったのが上記の写真のものです。
試作に当たり、考えたコンセプトは以下の通りです。
1) 3Dプリンタで製作
2) 本体ごと落下させて壊れないものではなく、本体の傷防止などが目的
3) 本体にできるだけフィットしたスリムな物
4) できるだけ軽量
5) 接続端子、電池交換には影響しない
6) 本体のネジ穴は使用しない
7) できるだけ格好良いもの
試行錯誤はありましたが、何とか使えそうなものが出来上がりました。
試行錯誤の残骸
出来上がったもの
1) 重量:約113g
2) パーツ数:10(ネジ除く)
3) プリント時間:約14時間
プリント時間が14時間と全部品を作るとなると時間がかかりますが、まずは満足いくものができたと喜んでいます。
先日作ったスタンドともうまくマッチしています。
外部キーパッドとのI/Fはもう一度やり直しになりますが。
横から見た様子
上からと下から(下側はスタンド取付あり)
本体込重量(約1.293Kg)
ケースのみ重量(約113g)
ケースのみ外観
左右ハンドルを取り外した時
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