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電波法違反! アマチュア無線の2アマ以上の資格がない無線家が14MHz帯のFT8を運用して行政処分--1月21日(日)~1月27日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2024/1/28 9:30:43)
先週のアクセスランキング1位は、第三級・第四級アマチュア無線技士の資格しか有していないにも関わらず、第二級アマチュア無線技士以上の資格と無線局免許が必要な14MHz帯で、デジタルモードのFT8(デジタル文字通信)の運用を行っていた神奈川県厚木市在住の無線従事者の男(69歳)に対して、関東総合通信局が46日間の運用停止および従事停止の行政処分を行ったニュース。本件は、関東総合通信局三浦電波監視センターにおける電波監視により違反の事実が発覚したもので、同総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波監視を行い、電波法違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。そのほかにも、ランキングの6位と10位に電波法違反の関連記事がランクイン! 関心の高さがうかがえる結果となった。
続く2位は、昨年(2023年)種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機で打ち上げた小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」が、2024年1月20日(土)午前0時20分ごろ、日本で初めて月面着陸に成功したニュースの関連。「SLIM」に搭載されていた小型月面探査機「LEV-1」と「LEV-2」が月面に放出されたのち、「LEV-2」が月面を移動しながらデータを収集し「LEV-1」がそのデータをアマチュア無線(コールサイン:JS1YMG、周波数:/437.410MHz)で地球に送っていたが、和歌山大学に設置されている口径12mパラボラアンテナで受信したところ、ウォーターフォール画面に月から送られてきた微弱な電波が確認できた。記事で紹介したYouTubeの動画には、関係者が喜び合う様子が映っている。
3位は、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が昨年(2023年)9月下旬から販売を休止していた会員限定のコールサインプレート(「門標板(白)」および「資格別門標板」)の販売が、4か月ぶりにしたニュース。JARLは正員・社団会員へのサービスの一環として、新規入会時にコールサイン入りの白色門標板(コールサインプレート)を1枚プレゼントしているほか、無線従事者資格別(1アマ:黄色、2アマ:緑色、3アマ:青色、4アマ:橙色)で色が異なる「資格別門標板」を希望する会員に有料で頒布していた。しかし、製造業者から大幅な価格改定の要請があり、対応を検討するため一時販売を休止していたもの。販売再開により価格は「1枚750円(税・送料込み)」と、休止前から50%値上がりしている。
4位は「<アマチュア無線に強力なノイズが混入する事例も…>総務省、影響・原因から対策まで『太陽光発電システムを原因とする無線通信の妨害について』のページを新設」。総務省は「最近、太陽光発電システムからの不要電波の発射による無線通信への妨害が全国で多発しております」として、その影響・原因から対策までをまとめて、総務省電波利用ホームページに「太陽光発電システムを原因とする無線通信の妨害について」を新設した。アマチュア無線でも太陽光発電(ソーラー発電)システムのインバーターが原因と思われる強力なノイズの混入に悩ませられていることから、太陽光発電システムの導入者や施工業者との交渉におけるヒントになるかもしれない…と、無線家の間で話題になっている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<2アマ以上の資格がないのに14MHz帯でFT8を運用>関東総合通信局、神奈川県厚木市在住の無線従事者(第三級、第四級アマチュア無線技士)に対して46日間の行政処分
2)<日本初の月面着陸に成功>月着陸機「SLIM」搭載の小型月面探査機が発信するアマチュア無線(JS1YMG/437.410MHz)の電波が月から届く
3)<50%の値上げで1枚750円に>JARL、「門標板(コールサインプレート)」の販売を再開
4)<アマチュア無線に強力なノイズが混入する事例も…>総務省、影響・原因から対策まで「太陽光発電システムを原因とする無線通信の妨害について」のページを新設
5)<ハムログ連携で細かなQSLカード発行の設定など>1月21日、コンテスト用ロギングソフトウェア「CTESTWIN」がVer4.52にバージョンアップ
6)<大分県杵築日出警察署と共同で取り締まり>九州総合通信局、大分県内の自宅に不法市民ラジオ(CB無線)を設置していた男(60歳代)を電波法違反容疑で摘発
7)<全長42.8cm、SMAコネクタ採用>ナテック、351MHz帯デジタル簡易無線と140MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線のデュアルモービルアンテナ「MS3000E」を新発売
8)<ダウンロード可能なものをまとめて紹介>アイコム、新製品の広帯域受信機「IC-R15」のファームウェアなどを公開
9)<第3特集「IC-R15完全ガイド」は周波数改造も掲載、緊急寄稿「JAL機衝突までのエアーバンドを追う」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2024年3月号を刊行
10)<免許を受けずにアマチュア無線機を使用して不法無線局を開設>信越総合通信局、電波法違反で第四級アマチュア無線技士(70歳代)に対し17日間の行政処分
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