無線ブログ集
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四方山―明通峠―深山 2/4 (2024/2/5 11:21:13)
山頂のすぐ下まで車でも上がれる四方山、割山峠から続く主尾根の登山道の他に、麓から直接伸びている登山道が一つだけあります。今回はこれを辿ってみることにしました。
JR常磐線浜吉田駅下車。東街道を左折し山側への細い農道を入るとそこはリンゴ畑の緩い斜面で、畑の中に家々が点在していました。吉田集落。
振り返ると遠くに海も見え、気持ち良く歩いていたところ、最奥の民家を通り過ぎようとした際、小さい野良犬の集団が現れました。その数、7~8匹ほど。空き家となっているのか、塀の中にはさらに何匹がいる様子で、どれも小さいので恐怖感はないのですが、いっせいに吠えられ、突然のことで驚いてしまいました。これも里山ならでは、なのかもしれません。いろんなことが起こります。
気を取り直してそのままリンゴ畑の中を登った先に四方山登山口の標識がありました。イノシシ避けの柵を越えて参道のような杉林を100mほど進むと「水神」の鳥居があり、そこから少し勾配が増して登山道らしくなってきました。樅なども散見される明るい雑木林に変わったかと思うと間もなく、山元町側の一ノ坂林道(舗装路)に合流。登山口から30分弱。あっけないほど短い登山道、所々標識もありよく整備されているものの、歩く人は少ないのかもしれません。
鳥居の奥に湧き水あり
一ノ坂林道合流点
林道出合いから5分ほどで山頂の一角に到着。公園化されていて、コンクリート製の展望台もあります。今日はほぼ快晴、展望台から蔵王、吾妻連峰が一望でした。
山頂付近
展望台より
ここは角田市と山元町の境界となっており、海の見える山元町側で無線運用しました。1200MHz 5エレプリンテナにて仙台一番町、石巻上品山レピーターにアクセスしたところ、リンクは戻ってきたものの信号強度で1~2。厳しそうです。レピーターおよびメインでCQを出しましたが、案の定応答なし。145MHzにQSY。6局にお相手いただき、その内の2局さんには1200MHzでの交信をお願いし、青葉区局とは交信ならず、若林区局とは59-52で交信いただきました。アンテナ手持ちで方角を探りながらの交信。市街地と郊外の違いもありますが、ビルなど障害物による減衰は大きいようで、なかなか一筋縄ではいかないようです。
山頂を後に車道を歩き明通峠へ、峠から深山への登り返し。この長い尾根もかつては背丈ほどの笹薮が続く獣道だったようですが、今はよく踏まれた快適な登山道です。アップダウンを繰り返し、山家山を過ぎると、めざす深山が樹間に見えてきました。見晴らしなく面白味のないルートですが、その中にあって一カ所だけ展望の得られる場所があり、ここで休憩。ちょうど角田山元トンネルの真上あたり。
明通峠からの深山登山口
樹間越しに深山
眺望ポイント
石堂山を経てさらに緩い登りで深山の一角である「国見台」に到着。見晴らしは皆無ですが、地形的に崖地になっているため伝搬的には悪くなく、過去に何度かここで無線運用したことがあります。
国見台
D-star仙台青葉レピーターにてJP7IEL局と連絡を取り、430MHzシンプレックスへ。51-54(10W-5W 距離約67km)。今回もVUデュアル八木(145MHz2エレ、430MHz3エレ)を使いました。430が良い印象です。
深山山頂
ほぼ無風だった四方山と違い、冷たい西風が強まってきました。早々に切り上げて撤収。深山山頂を経て「たかぶつコース」を下山、山下駅まで歩きました。