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1200MHz 1λヘンテナ (2024/2/9 9:33:29)
1200MHz対応のPS100を購入したことでもあり、何か自作でもと思い、試しに1λヘンテナを作ってみることにしました。5エレプリンテナの調整時に感じたのは1200MHzともなるとエレメントの長さが0.5mmの違いでも特性の変化が大きいということです。ヘンテナは過去に2m用を作ったことがあり、素直な特性で帯域も広く、作りやすいかな、と考えた次第です。通常のヘンテナを二つ並べてスタックにしたような形状で、利得は6.7dbiほどのようです。
ハンディ機直結タイプの製作事例が多くみられますが、自分はどのみち三脚やポールを使うことが多いので、それを念頭にケーブル接続としました。
<材料>
直径3mmおよび4mm銅パイプ
同軸ケーブル1.5D-QSUPER 1.5m(コネクターSMAP)
塩ビパイプ7㎝ 結束バンド
<製作>
ネットで公開されているデータを参考に製作しました。ただ、エレメントに銅パイプを使ったため、パイプ幅の中心で寸法をとりましたが、実際は1mm前後の誤差はあるかと思います。銅パイプ同士のはんだ付けは久しぶりで、だいぶてこずってしまいました。当初は2本の縦エレメントを仮止めして、調整後に固定しようと考えていたのですが、気持ちの余裕がなくなり、無調整のままはんだ付けしました。給電部の間隔は4mmとってケーブルを接続、すべてのはんだ付けを終え、最後に塩ビパイプに結束バンドで固定し、とりあえず完成としました。ケーブルを含めた重さは65gです。
1λヘンテナの基本形とほとんど変わりませんが、自分の備忘録として手書き寸法図載せておきます。
<測定>
三脚に設置した状態で測定した結果は、下のとおりです。
共振点は1295.000付近、SWR1.025。帯域も1200.000~1400.000までほぼ1.5以下。さすがヘンテナ、これまでいろんなアンテナを作りましたが、作ったそのままの無調整でこれほど良好な結果はあまり記憶にないです。
ベランダからレピーターにアクセスしてみたところ、5エレプリンテナに比べS1~2低下するようです。1λヘンテナなりの利得かと思います。サイドは切れ、8の字指向性も確認できました。性能的なことはともかく、1200MHzの電波を自作アンテナから出せただけでもちょっとした満足感がありました。
プリンテナと両方持って山で使ってみます。