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feed <「超小型基板タイプ」と「ユニバーサル基板で拡張性のある自作タイプ」>CRkits共同購入プロジェクト、DSPチップ採用した2種類の短波ラジオキットを有料頒布 (2024/2/27 12:05:21)

アマチュア無線家向けてユニークなオリジナルキット類を提供している「CRkits共同購入プロジェクト」が、市販されている多くの中華製DSPラジオに搭載されている、中国・北京のKTmicro社製IC「TK0936M」を使用したDSP(Digital Signal Processor)短波ラジオキット2種類の有料頒布を開始した。専用基板を用いた超小型ラジオキット「KT mini Radio(本体1,980円+送料180円)」と、ユニバーサル基板を用いた拡張性の高い完全自作ラジオ「KT0396 オールウェーブ受信機(1,480円+送料120円)」の2種類で、表面実装IC「KT0396M」のハンダ付けで自信のない人向けに、追加300円でハンダ付けされたものを提供するサービスも行っている。

 

 

アマチュア無線家向けにユニークなオリジナルキット類を提供する「CRkits共同購入プロジェクト」から2種類のDSP短波ラジオキットを有料頒布が開始された。左が専用基板を用いた超小型ラジオキット「KT mini Radio(本体1,980円+送料180円)」、右がユニバーサル基板を用いた拡張性の高い完全自作ラジオ「KT0396 オールウェーブ受信機(1,480円+送料120円)」

 

 

 受信処理などの処理をデジタルで行う「DSPラジオ」。回路がシンプルで、安価な中華製DSPラジオが多く出回っているが、CRkits共同購入プロジェクトでは、これらのDSPラジオが採用しているKTmicro社製IC「TK0936M」を使用した2種類のキット有料頒布を行う。

 

 これらのキットは、外付け抵抗によりLW/MW/SW/FMのとプリセットされた多数のバンドを切り替えることができる。出力は、いずれもイヤホンレベルの低周波出力だとしている。

 

 

 

●専用基板を用いた超小型ラジオキット「KT mini Radio」

 

「KT mini Radio」は小さな専用プリント基板上に「KT0936M」と基準用クリスタル、チューニングLEDなど必要最小限の部品が搭載されたキットで、ロッドアンテナを付属している。本体1,980円+送料180円。

 

 


専用基板を用いた超小型ラジオキット「KT mini Radio」。左が部品類、右がそれを組み立てた完成基板

 

アンテナは付属しているが、スピーカーやイヤホンは自身で用意する必要がある

 

●KT mini Radio demonstration(Junichi Nakajima/YouTube)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

 

 

 

●ユニバーサル基板を用いた拡張性の高い完全自作ラジオ「KT0396 オールウェーブ受信機」

 

「KT0396 オールウェーブ受信機」は「KT mini Radio」とほぼ同じ回路設計で、ユニバーサル基板上に自身で配線するキット。4連DIP(Dual Inline Package)スイッチでプリセットされたMW/SW/FMのバンド切り替えができる。本体1,480円+送料120円。

 

 

ユニバーサル基板を用いた拡張性の高い完全自作ラジオ「KT0396 オールウェーブ受信機」。表面実装ICの「KT0396M」のハンダ付けで自信のない人向けに、ハンダ付けされたものを頒布するサービスも行っている

 

●KT0936-ALL Band Radio Demonstration(Junichi Nakajima/YouTube)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

 

 

 今回のDSPラジオキットは、昨年(2023年)行われた「インターネット短波ラジオ工作大会」で、金氏(7J1AZS)が「KT0396 オールウェーブ受信機」を発表。それを見た中国のアマチュア無線家の間で話題となって専用基板が作られ、さらにキット化され、再び日本に戻ってきたという経緯がある。

 

 製作者からは「戸惑いながらもDSPラジオを完成できた」「自作ラジオでKTWRを受信できて感激した」「FMの音質がよく真空管アンプで聞いている」など、喜びのメッセージが届いているということだ。

 

 有料頒布を始めたCRkits共同購入プロジェクトの中島氏(JL1KRA)は、「同じ回路のラジオでも、専用基板で作るか、ユニバーサル基板で作るかにより、まったくく印象が異なります。ぜひお好みを選んで楽しんでください。いつの時代でも色褪せずに、ラジオから音の出た瞬間は大きな喜びを製作者にもたらします。真空管キット”0-V-1”を作った世代の喜びを、ぜひDSP時代に”0-D-1”として伝えていきましょう」と呼びかけている。

 

 また、表面実装ICの「KT0396M」のハンダ付けで自信のない人向けに、300円の追加でハンダ付けされたものを頒布するサービスも行っている。

 

 詳しくは、記事下の「関連リンク」から確認してほしい。 DSPラジオの製作にチャレンジしてみてはいかがだろうか。

 

 

 

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●関連リンク:
・専用基板を用いた超小型ラジオキット「KT mini Radio」(CRkits共同購入プロジェクト)
・ユニバーサル基板を用いた拡張性の高い完全自作ラジオ「KT0936 オールウェーブ短波ラジオ」(CRkits共同購入プロジェクト)
・新・エレクトロニクス工作室「第21回 KT0936を使ったDSPラジオ」(FB NEWS)
・CRkits共同購入プロジェクト

 

 

 

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