無線ブログ集
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日章工業(株)PW-3300 電圧がでないとのことです。

電圧調整VRがMAX状態で、

MAXで6Vくらいしかでません。


トランス型リニア電源です。

出力トランジスターは 2SD845✕3個
1個が12Aくらいを出力できる石です。

平滑コンデンサーは交換済みのようです。

制御基板の電解コンデンサーと調整VRなどを交換します。

部品を交換。

トランジスター2個を交換。

交換完了しました。

正面の調整用VRを交換しました。

出力電圧が復活しました。
13,8Vを調整

正面の電圧調整VRがMAXでは20Vくらいでます。

電圧調整VRの範囲が、3V〜15Vになっているので、

VRがMAXの状態で、

MAX15Vに調整しました。
無線機保護の観点から、誤ってVRをMAXにした状態でも15V以上は出力しないようにしました。

電流計の較正。
出力電圧を5Vに設定して、

1Ωの負荷抵抗を接続します。

電流計が5Aを指示するように調整します。

電流負荷試験。
YAESU FT-897D にて100W送信。

100Wです。

FT-897D 送信時定格出力 最大で22Aとのことです。

電流計は15A強を指示しました。

15A出力時に13,8Vの電圧降下もありません。
30A試験は、負荷試験機の持ち合わせがなく未実施。

出力のリプル成分もありません。

なんとか治るのがリニア電源の良いところです。
長持ちする貴重な電源です。

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