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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/4/2 15:35:47)

feed IC-R7000 受信感度が悪い (2024/1/18 23:56:03)
IC-R7000 受信感度が悪いとのことです。


IMGP4751

銘板の筆記体から本機は前期型です。


IMGP4752

ネジの状態から、一度も開けたことが無いようです。


IMGP4753

部品の状態をしらべます。


IMGP4754

受信感度が低下するような、コネクター類の外れなどは認められません。


IMGP4755

背面が異状に熱くなるとのこと。

この部分がとくに熱くなってきます。

IMGP4756

熱くなるのは電源部です。


IMGP4757

ブリッジダイオード取り付けの放熱板が熱くなります。

ダイオードが不良であればヒューズが飛ぶため、ダイオードの異状ではありません。

IMGP4758

電源部を分解してゆきます。


IMGP4759

商用電源の電圧100Vがかかり危険な状態ですが、熱源の部品を確認するしかありません。


IMGP4760

発熱場所です。

放熱板が大型であることから、メーカーの設計でも発熱が意図とされているわけです。

IMGP4761

触れない温度ではありませんが、熱いと感じる53℃です。

心配になるかも知れませんね。

IMGP4762

熱源を特定しました。

パワートランジスター 2SD880 から発熱していました。

IMGP4763

3Aをあつかえるトランジスターです。


IMGP4764

負担軽減のため、8Aをあつかえるトランジスターに交換しました。

2SD1590

発熱はいくらか緩やかになったと思います。

IMGP4765

電源部の電解コンデンサーを交換しました。


IMGP4767

受信感度が悪いとのことです。

パターン、ハンダ不良を点検しました。

IMGP4768

FMの受信音が割れる原因になる電解コンデンサー、C135、C19、C22を交換しました。


IMGP4769

交換部品です。


IMGP4788

各部の調整に入ります。

PLL部

IMGP4777

PLLの発振を最大に。


IMGP4770

2nd LO 取出し。


IMGP4774

発振を最大に。


IMGP4771

2nd LO 周波数調整。


IMGP4772


IMGP4773

1st LO 取出し。


IMGP4775

周波数調整。


IMGP4776

3rd LO 周波数調整。


IMGP4789

BPF トラッキング調整。


IMGP4790


IMGP4791

メインユニット取り外し。

ハンダ不良点検、ハンダ強化。

IMGP4794

メインユニット、コネクタ接触不良あり。


IMGP4795

コネクタが緩く抜けてしまいます。


IMGP4796

コネクタを新品に交換。


IMGP4797

TMP コネクタというものです。


IMGP4799

交換しました。


IMGP4798

1Ghz ダブラー調整。


IMGP4802

1Ghzの発振を最大に調整。


IMGP4800

1Ghz 発振周波数調整。


IMGP4801

受信関係コイルを調整。


IMGP4778

サービスマニュアル規定の ー67dBmを受信。

Sメーター指示9に調整。

IMGP4779

1,294Mhz ー73dBm を受信。


IMGP4781

1,294Mhz Sメーター9付近を指示


IMGP4783


IMGP4782

受信感度。

433Mhz SSB ー126,0dBm

IMGP4784

復調しているのが確認できます。


IMGP4785

センターメーター調整。


IMGP4780

FMワイド(FM放送)の受信音がよいです。


IMGP4787

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