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feed FT-767 144Mhz周波数異状 (2024/1/16 15:28:32)
FT-767 144Mhz周波数異状です。


IMGP4721

VHF以上のバンドはオプションユニットを追加するようになっています。

50Mhz、144Mhz、430Mhzの各ユニットはスロット差し込み式です。

IMGP4722

ユニットは両面基板になっています。

おもて側

IMGP4727

うら側


IMGP4728

各ユニットを取り外し。

マザーボードスロットの状態です。

ユニットのおもて、うらを調整する場合は延長エクステンションボード(フレキシブルタイプの曲がるもの)が必要になります。

IMGP4723

メーカーでは調整済みのユニットを取り付けるのでしょうが、再調整をする場合のフレキシブルの延長ボードを作成するのはたいへんなことです。

フレームから外しました。

IMGP4724

144Mhzユニット周波数異状です。

とんでもない周波数の147Mhzで送信されます。

PLLの異状です。

IMGP4729

VCO部にハンダ不良があり、再ハンダしました。


IMGP4731

周波数が安定しません。

電解コンデンサー1個を交換しました。

IMGP4730

スロットに差し込み調整します。

おもて側。

IMGP4732

ひっくり返してうら側を調整。


IMGP4734


IMGP4733

問題が発生。

電源ユニットを被せないと本体との接続ケーブルが届かず、無線機の電源を入れることができません。
別電源にて本体に電源供給は可能ですが、ここでも延長ケーブルが必要になるとは、なかなかすんなりとはゆきません。

電源ユニットを被せるとユニットを塞ぐため調整は不可能になってしまいます。
スロットの配線ケーブル類をほどいて自由にすると少し延ばせるので、被せた電源ユニットの上に載せる方法をとりました。

この状態でおもてうらを調整します。

IMGP4735

144Mhzの周波数異状は改善しました。


IMGP4736

出力 10W


IMGP4738

受信感度。

145Mhz SSB ー128,5dBm

IMGP4743

同様に430Mhz、50Mhzユニットについても調整。


IMGP4737

周波数。

433Mhz

IMGP4740

スプリアスの状態。

433Mhz

IMGP4739

周波数。

51Mhz

IMGP4741

スプリアスの状態。

51Mhz

IMGP4742

HF帯の受信感度が低下しています。


IMGP4745

HFの受信感度を調整しました。


IMGP4749

調整後、受信感度。

7,10Mhz SSB ー130,0dBm

IMGP4746

出力

HF 7,10Mhz 100W

IMGP4750

HFからUHFまでを1台でカバーした電源内蔵の無線機です。
発売されたときは画期的だったでしょう。

IMGP4744

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