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ICB-R5 受信音量が低下 (2024/1/14 11:41:42)
ICB-R5 受信音量が低下しているとのことでお預かりしました。
電池フタのスポンジがボロボロです。
ボロボロのスポンジは粉状になって、電池ケースの中に落ちてしまいます。
スポンジを剥がしました。
チャンネルスイッチが2チャンネルのときに8チャンネルの表示になります。
同チャンネルでは送信・受信ができません。
他のチャンネルでは表示異状はありません。
受信音量が低下しているとのことで、分解してゆきます。
電池ケースを外して基板のパターンを確認します。
フロントマスクを取り外し。
Sメーターなど、配線されているものを外してゆきます。
ラジオディスプレイの配線です。取り外します。
基板だけになりました。
ラジオの糸掛け機構を外します。
この状態でコンデンサーなどを交換します。
電源は入れることができます。
フレームです。
チャンネル表示が異状の件です。
配線が1本外れていました。
もとどおり配線して、その他ハンダを強化しました。
チャンネル表示は正常になりました。
チャンネルスイッチのメンテナンス。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチのメンテナンスOKです。
PTTスイッチのメンテナンス。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
接触不良は受信音量が小さくなる原因になります。
受信信号がこの接点を通るため、メンテナンスしておくべきです。
PTTスイッチのメンテナンスOKです。
電源スイッチのメンテナンス。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
電源スイッチのメンテナンスOKです。
プラスチックモールドの水晶発振子を交換します。
金属製の水晶発振子に交換しました。
局発の水晶を金属製に交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部を音質のよいものに交換。
受信音量が低下するのはコンデンサーの容量抜けによるところが大きいです。
希望により、Sメーターの照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
点灯を確認しました。
昭和の色ですね。
外部電源の逆接続保護ダイオードを入れました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー114,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
ラジオの感度と音質がよいです。
ラジオ受信機として使ってもシャック映(ばえ)する無線機ですね。
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