ホーム >> 無線ブログ集 >> FRG-965 SSBの音が出ない

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

feed FRG-965 SSBの音が出ない (2024/3/3 11:29:00)
FRG-965 SSBの受信音が出ないとのことです。


IMGP5294

SSBのときに受信音がでません。


IMGP5298

各機能について、それぞれがユニット化されています。

ユニットを取り外した跡があり、ハンダ付けが不完全になっていました。

IMGP5299

ハンダ付けが不完全な場所が散見されます。


IMGP5301

MODE SCAN ユニットを外します。


IMGP5302

MODE SCANユニット取り外し。


IMGP5306

外したMODE SCANユニットです。

左上のコンデンサー1個が交換されています。

IMGP5303


IMGP5304

コンデンサーを再取り付けしました。


IMGP5305

ユニットを元に戻します。


IMGP5307

外された形跡があるユニットを点検。

PLLユニットです。

IMGP5312

未交換だった電解コンデンサーを交換しました。


IMGP5314

WIDE FMユニット取り外し。


IMGP5315

スポンジシートが劣化しています。


IMGP5316

ボロボロだったスポンジシートを剥がしました。


IMGP5317

基板を洗浄しました。


IMGP5318

電解コンデンサーが交換されている場所を再構築しました。

ビフォー

IMGP5319

アフター


IMGP5320

SSBのときに受信音が出ない原因を調べます。

AM,SSBユニットにハンダブリッジがありました。

IMGP5300

AM、SSBユニットです。


IMGP5308

AM時における受信ノイズの改善対策をしました。

スケルチ閉のときに、ほぼ無音で静かな受信になります。

IMGP5311

電解コンデンサーが交換された場所。

ハンダ付けが荒れています。

IMGP5309

再構築しました。

他の基板ユニットにも同様の場所が見られますが、全て再構築しました。

IMGP5310

AM、SSBユニットを反対側からマザーボードに仮ハンダしました。

この状態にして信号を追いかけてゆきます。

IMGP5324

Q03 バッファーアンプまでには信号がきています。


2024-02-24 17-16-53

信号がきているのが確認できます。

455khzです。

これ以降、SSB DETから先の信号が途切れている状態です。

IMGP5325

Q04 SSB DET 

DBM ND487C2 が不良であることがわかりました。

途切れた信号の先は SSB AF OUTです。

2024-02-24 17-15-01

Q4 DBM 不良です。


IMGP5326

取り外し。


IMGP5329

ND487C2のデータシートです。

2024-02-24 22-48-29

2024-02-24 22-50-30

部品はモジュレーターダイオード(DBM)であり、データシートのテストコンディションも1Mhzとシリコンダイオード程度のものです。

DBMにはショットキーダイオードが推奨されていますが、本件が扱う周波数は455Khzということもあり、VHFくらいであればスイッチングダイオードでも良いのではないでしょうか。

基板の両面を利用してダイオードDBMを組んでみました。

IMGP5327

信号が出力され、SSBの受信音が復活しました。


IMGP5328

SSB受信OKです。

Sメーター調整。

IMGP5333

受信感度アップの対策をしました。


IMGP5330

受信感度を最大に調整しました。


IMGP5331

SSB受信感度 ー128,0dBm


IMGP5332

スケルチのスレッショルドレベルを調整。


IMGP5334

各部を調整。

リファレンス周波数調整。

IMGP5321

2nd Lo 周波数調整。
 

IMGP5323

FM放送がいい音の受信機です。

メンテナンス完了しました。

IMGP5335

execution time : 0.018 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
174 人のユーザが現在オンラインです。 (80 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 174

もっと...